大人オリジナル小説
- あめのちはれ きっとはれるかな
- 日時: 2014/03/09 11:47
- 名前: はかなきゆめ
何もできそこない作者のはかなきゆめがえがく小説
「あめのちはれ きっとはれるかな」
キャラクターなどいません。自由です、日に日によっては変わりますから。
では話のもくじからいきます
一話 「はればれとしたあたたかい春の日」
二話 「こごえるように寒い日に変わった春」
三話 「涙のようにふる君とつなぐ雨」
四話 「ゆがんだゆめと赤いかさ」
五話 「運命のせんたくし」
六話 「プロローグ かのじょはえいえんに」
それではどうぞ
- 2話前編 ( No.2 )
- 日時: 2014/03/09 12:18
- 名前: はかなきゆめ
それからめいちゃんへのいじめはエスカレートしていきました。
あ、今日のお話はわたし、さくら目線です。
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「わたしが、わたしが何をしたって言うの…?」
めいちゃんはなきながら言っていました。
「あんたがとろくてさくらみたいだからよ!」
私は「えっ」と思いました。
「あんたのかみのけ長くてちょーいらつく!」
まきちゃんはへいきでかみのけを切っていきます。
「やめてあげなよ!」
思いっきり大きい声で言いましたが、まきちゃんは
「とろいくせに走れないで!あんたのせいで去年負けたのに!早いと言われてきた三年二組のはじさらしはだまっててよ!」
「うるさい!はしるはしるうるさい!たとえおそくたっていいじゃない!人のことも言えないじゃない!まきちゃんだってマラソン18位だったくせに!」
私はとにかくいいかえしましたが「だまってて」しか言いません。
「いやああああ!」
めいちゃんはおかっぱになってしまいました。
「ざまあみなさい」
まきちゃんは笑います。
「人の不幸は笑うくせに!自分だってやられたらやめてって言うくせに!あんたは何様なの?ちょうし乗ってるの?おひめさまきどりでふざけんじゃないわよ!」
わたしはやっぱりまきちゃんをしかろうとしました。
「うるさいわよ!これでもわたしたちが仲間に入れてやってんだから!」
「…」
いじめのことを言われるとわたしはやっぱりだまってしまいます。
「そーよ、はじさらしの女がふつうだったらこんなたいどじゃないでしょ!」
2話後編へ続く