大人オリジナル小説
- 狂った歌を歌いましょう?
- 日時: 2014/04/15 19:51
- 名前: 杏羅
狂った歌を歌いましょう?
ほら、周りを見てよ。
みんなちゃあんと歌ってるでしょう?
それはもう…
楽譜通り、忠実に。
貴方も奏でてよ!この曲を。
あぁ……
貴方も指揮者をやってみたい?そうだなぁ。
まっいいわ。
そろそろ指揮も面倒になってきたの。
――これからは観客席で見させてもらうわ。
取って置きの…一番よく見える席で。
じっくりと、じっくりと
この狂った歌を…狂った貴方たちを見ておいてあげる。
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杏羅と書いてアンラと読みます。はい、そのまま読んで(*^_^*)
いじめ…みたいな話。主な要素はいじめだと思う。
見ていて胸糞悪くなったりしてもクレームはなしだよ?
それを承知の上で読んでもらわなきゃ…(◎^ω^)
あと文法とか…は二つとか、守ってない。
そういうの嫌いな人も見ないほうがいいかもな。
行き当たりばったりで書く人だから
突然更新がプツリと途絶えたりもする、
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とりあえず、こんな僕が書く駄作だけどよろしくな!
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- Re: 狂った歌を歌いましょう? ( No.1 )
- 日時: 2014/04/15 20:21
- 名前: 杏羅
中学の頃からふと思うようになった。
――つまんない
周りが楽しそうにしている中、僕は偽りの笑顔を貼り付けていた。ある時から笑顔を忘れてるなんてことは自覚していても、周りは気づいちゃいなかった。それ位巧妙な仮面をつけていたから。
みんなはどうして楽しいんだろうかと、ない脳みそで考えを巡らせた。
それがどんな風に転んで、あの結論に辿り着いたのか――んなことはもうどうでも良かった。
ただ、久しぶりに心の底から笑えた僕は、僕の笑みは
酷く歪んでいた気がする。
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「いいこと思いつーいた」
ニタァと歪んだ顔。怯えた彼女はあの子とよく似ていた。……あぁそんなことはどうだっていいんだ。
「ねぇ。一緒に遊ぼうよ!」
「……え?」
――篠田彩弥香(アヤカ)
貴方が今日からこの曲の指揮者なのよ。
どんなことも貴方の思いのままに動かせるの――
僕の手が彩弥香の肩に触れ、僕は囁く。
光の消えていった目に軽く微笑み――次の瞬間頷いた彼女に僕はタクトを手渡した。
『――よろしくね』
どこかから響いた声は僕のものであって、そうじゃなかった。
わかった、と彼女が呟いたような声が聞こえた気もするがそんなことはどうでもいい。
『なぁ、アンタも狂った歌を歌おうぜ?』
その声の主は僕が大嫌いな奴だ。ウゼェ…と心の中で言ってから僕はもうそいつのことは考えないようにした。
『あーワリ。アンタはもう――狂ってんだっけ』
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