大人オリジナル小説
- この世界を終わらせる方法
- 日時: 2014/04/22 15:39
- 名前: 月 -RUNA-
始めましての方もあっコイツ知ってるって方もこんにちは。
月と申します♪( ´▽`)
んーとコイツの作品嫌いって方、Uターン。
別作品に「それでも僕らは生きていく」と言う小説を書いてます。
そちらも読んでいただけたら嬉しいです(=´∀`)人(´∀`=)
更新遅れると思いますが頑張ります(>人<;)
よろしくお願いしますm(_ _)m
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- Re: この世界を終わらせる方法 ( No.2 )
- 日時: 2014/04/22 15:32
- 名前: 月-RUNA-
ー第一話 スクランブル交差点ー
今日もたくさんの人の群れがスクランブル交差点を行き交う。
友達と楽しそうに学校へ向かう少女たち。
予定に送れるのか必死で走ってる女。
上司かなんかに携帯で叱られてる新米社員らしき男。
全部偽善者。
心の中にはみんなゆく場所のない邪念がたまりに溜まってるよね?
みんなそれを抑えてるだらけ。
この世界は偽りだらけ。
「おめぐみを〜」
ホームレスのおっさんがうめき声を上げる。
みんな見て見ぬ振り。
当たり前だ。
自分の事に精一杯なのだ。
他人に気を使ってる暇などない。
そんな奴が居たらただの馬鹿だ。
気分が悪くなりウォークマンのイヤホンを耳に付けようとしたその時。
「駄目だよ。おじさん。他人にばっかり助け求めちゃ。自分で頑張らないと!役所とかに行ってみたら?ほら私今これだけしか持ってないから。お腹減ってるでしょ?なんか食べなよ!」
そう言ってショーットカットの私と同じ学生服を着た女子が500円をおっさんに渡した。
「おっお嬢ちゃんいっいいのかい!?」
「おぅ!頑張りなよ!」
おっさんは涙を流しながらこう言った。
「ありがとう…ありがとう…久しぶりだよ。誰かとしゃべったのは…。そうだな。自分で頑張らないと…本当にありがとう。頑張るよ…。」
「おぅ!」
そう言っておっさんはのっそりと立ち上がり去って行った。
あの少女も。
馬鹿じゃない?
ドラマの主人公でも目指してんのかよ。
この世界には見えない常識があんの。
逆らったやつに幸福なんて一生訪れないでしょーねw
常識を守らないとこの世界から排除されるんだから。
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