大人オリジナル小説
- いじめ〜いつか笑える日を夢見て〜
- 日時: 2014/08/25 00:56
- 名前: エリン
いつも笑ってた
何があっても一緒だった
でもそれは一瞬で終わったんだ
『ごめんね』じゃすまないこと分かってる
もう一度笑いあいたいよ
○登場人物○
渡邊麻子
読み:わたなべあさこ
性別:女
ニックネーム:ココちゃん、麻ちゃん
クラス:2年3組
部活:テニス部
性格:のんびりしていて天然
みんなで過ごすことが大好き
九条春をいじめている
井川紗理奈
読み:いかわさりな
性別:女
ニックネーム:リリ、さっちゃん
クラス:2年3組
部活:テニス部
性格:おおらかでポジティブ
誰とでも仲良くなれる
九条春をいじめている
戸井田小百合
読み:といださゆり
性別:女
ニックネーム:小百、小百ちゃん
クラス:2年3組
部活:テニス部
性格:大人しくて内向的
本を読むことが好き
九条春をいじめている
猟本裕香
読み:かりもとゆか
性別:女
ニックネーム:裕香、ゆんちゃん
クラス:2年3組
部活:テニス部
性格:常にハイテンション
ショッピングが趣味
九条春をいじめている
九条春
読み:くじょうはる
性別:女
ニックネーム:春ちゃん
クラス:2年3組
部活:テニス部
性格:優しくて明るい
みんなのいじられキャラ
クラスのみんなにいじめられている
今井桜
読み:いまいさくら
性別:女
ニックネーム:今井ちゃん
クラス:2年3組
部活:テニス部
性格:面白い
アニメが大好き
九条春をいじめている
川野純
読み:かわのじゅん
性別:女
ニックネーム:純ちゃん、純
クラス:2年3組
部活:陸上部
性格:しっかりしているが、実はいじめ好き
自分が一番だと思っていて逆らった者は徹底的にいじめる
九条春をいじめている
宮本佐織
読み:みやもとさおり
性別:女
年齢:23歳
担任:2年3組
担当教科:国語
顧問:吹奏楽部
性格:短気
自分の思い通りにならないとすぐに怒る
神田葉月
読み:かんだはづき
性別:女
ニックネーム:葉月、葉月ちゃん
クラス:2年3組
部活:陸上部
性格:積極性がある
純の一番の友達
九条春をいじめている
これから更に増えていきます!!
プロローグ >>1 >>2 >>5
第一章 >>6 >>9
第二章 >>12 >>15 >>24
第三章 >>32 >>35 >>38 >>39
はじめまして!!
小説初投稿なので、読みにくい部分もあるかと思いますが、読んでくださると嬉しいです!!
よろしくお願いします♪
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- Re: いじめ〜いつか笑える日を夢見て〜 ( No.24 )
- 日時: 2014/08/20 17:53
- 名前: エリン
放課後になった。
放課後は春ちゃんをトイレに呼び出すことになっている。
さっさと帰ろうとする春ちゃん。
そんな春ちゃんの側に近づく純ちゃんと葉月ちゃん。
2人は春ちゃんの腕を掴むと言った。
「ちょっと来な。」
そのままトイレに連れていかれる春ちゃん。
私達クラスメイトはその後ろをついていく。
「離して!!何するつもり!?」
春ちゃんが抵抗する。
そんなこともお構い無しにトイレに連れていく。
そしてトイレに着くと春ちゃんを突き飛ばした。
「痛…」
床に倒れ、呟く春ちゃん。
そんな春ちゃんを見下ろすと、純ちゃんは言った。
「ねえ、九条。あんた、何でここに連れて来られたか分かってる?」
その言葉に春ちゃんはため息をついて答えた。
「分かるわけないじゃん。何なの?ウチが何かしたなら言ってよ。」
純ちゃんは春ちゃんを睨むと言った。
「分からないなら仕方ないわね。体で教えてあげる。九条。あんたは、いじめのターゲットなの。」
それを聞くと春ちゃんは驚いた表情になった。
「何で?何でなの!?教えてよ!!」
必死に叫ぶ春ちゃん。
もちろん春ちゃんの叫びは届かない。
純ちゃんは、クラスメイトを見ると一言言った。
「ゲームの始まりよ。」
クラスメイトが一斉にモップを春ちゃんに押し付ける。
「嫌…」
春ちゃんの呟きなんか聞こえない。
「ねえ、みんな。モップだけじゃつまらないから、雑巾も使おう♪」
純ちゃんの提案にみんなが頷く。
早速モップを持ってないクラスメイトが雑巾で春ちゃんを拭いた。
「アハハ!!最高!!あんたはそれがお似合いよ!!」
純ちゃんが笑いながら言う。
30分ほどいじめると純ちゃんが言った。
「みんな、そろそろ帰ろう♪」
その言葉にみんなは頷くとトイレを出て行った。
私達もみんなに続いてトイレを出た。
帰り道。
純ちゃんは物凄く上機嫌だ。
「みんな、今日はありがとう!!とっても楽しかった!!」
「あたし達は何もしてないよ!!」
「そうそう!!純ちゃんが頑張った成果だよ!!」
みんなが純ちゃんを褒め称える。
「ううん。みんながいたから楽しめたんだよ。……そうだ!!良いこと考えた!!」
不意に純ちゃんが叫んだ。
みんなが不思議そうに首を傾げる。
そんなみんなに純ちゃんは言った。
「あいつを精神攻撃しようかなって。じわじわと。」
純ちゃんが嫌らしく笑う。
「そのためには、5人が重要人物になる!!」
そう言って、リリ、小百、裕香、今井ちゃん、私を指差す純ちゃん。
「5人はあいつと仲良いから、精神攻撃するにはピッタリなんだよね〜」
どういうこと?
そう思ったのは私だけではないようで、みんなも不思議そうだ。
「まあ、簡単に言えば、私達があいつの悪口を言いまくる。その間、5人はあいつの味方をする。一週間くらいしたら、5人があいつを裏切る。そうすれば、絶望するでしょ♪」
純ちゃんの説明にみんなが納得したように頷く。
「というわけで、よろしくね♪」
純ちゃんが私達に言う。
「作戦は明日から実行!!よろしく!!」
純ちゃんは笑顔で言った。
私は呆然としてしまった。
春ちゃんを裏切る……
そんなことしたくない。
でも、しないわけにはいかない。
……ごめんなさい春ちゃん。
本当にごめんなさい……
私は心の中で何度も春ちゃんに謝った。
春side
放課後、ウチはトイレに連れていかれた。
そして、ターゲットだと告げられた。
もう何がなんだか分からない。
ウチは川野に何かした覚えはない。
でも、きっと川野の気に障ることをしてしまったのだろう。
だが、だからと言っていじめて何の得になるの?
ウチは、立ち上がると誰もいないトイレに向かって呟いた。
「……負けない。」
そう、ウチは負けない。
あんな奴に負けてたまるか。
ウチは真っ直ぐ前を見ると歩き出した。
……これからウチの新しい生活が始まる。
春side終わり
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