大人オリジナル小説
- 希望を失くした白雪姫へ。
- 日時: 2014/07/18 20:17
- 名前: 雪乃(元うさ
このお話は、【いじめられる側】【いじめる側】【見ている側】【先生】の視点に分かれていることが殆どの小説です。
@プロローグ
【PartT】
暗闇の世界。何もなくて、光さえ届かない。
この世はとても不平等で、残酷なものだと改めて感じさせられる。
でも、頬を伝う涙はそんな綺麗事の涙じゃない。
傷から溢れる、とめどなき闇。
【PartU】
『白雪姫』。
あの物語の主人公の白雪姫は、私はずる賢いものだと思う。
王子様のキスで目覚める?元は生きてて、他人を見下すための作戦じゃないの?
第一、小人達に注意されていたことをやってしまうなんて、ますます最悪な性格を現してるじゃない。
あの子もきっとそう。救われて、私を見下したいだけなのよ…。
「ああ、消えちゃえばいいのに」
【PartV】
救ってほしい人と、本当に救うべき人。
私たち見てる側は哀れな人と関わりたくないだけだ。
救ってほしい?あまったれるな、黒雪姫。
本当に救わねばならない?だったら自力で立ちふさがるものを壊すなり飛び越えるなりしなさいよ。
人間は出来るのに出来ないと決め付ける。
哀れすぎて、見ているしか出来ない。
【PartW】
このクラスは表平和。裏は戦争。
私が誰にも言えない理由。学校の女王様と哀れ姫の戦いだから。
学校の女王様がいじめられているのも、哀れ姫がもがくのも。
それから戦争になるのも、皆が考えさせられる良い機会の一つだろうけど、社会側から見ればただの言い訳になってしまう。
私はただただ、迷い迷ってどうするか。それしか方法はない。
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