大人オリジナル小説
- いじめ〜携帯に隠された王〜
- 日時: 2014/09/30 11:08
- 名前: 由紀
登場人物
華山 礼奈(17)…理由も無しにいじめられる。
坂下 由依(17)…理由も無しに礼奈をいじめる。
七瀬 神奈(17)…礼奈をいじめる。礼奈の元親友。
神崎 美伽(17)…礼奈をいじめる。学校裏サイトの女王。
スタート
高2の2学期
ガラガラ
「おはよう〜」
「…………」
(ん⁇聴こえなかった?)
「おはy…」
私は大声で言おうとした時、神奈が遮った。
「うるさい。皆の迷惑なんだけど。」
「え?ちょっと待ってよ。嘘でs…」
「あ!由依!おはよ〜」
「きゃあ‼」
私は強く押された。そして神奈は私の後ろに居た由依に話をかけた。
「邪魔なんだけど。」
「え?」
すると、神奈が話をしてきた。
「あんた、なんにも知らないの⁇」
「え?」
「良いよ。じゃあ見せてあげる。」
神奈は携帯を開いた。
開けたのは学校裏サイト。
そこには思いも寄らない言葉がぎっしりと書いてあった。
「華山礼奈ってさ〜本当うざいよね。」
「あ〜確かに。てゆうか、神奈って礼奈の友達じゃなかったっけ?」
「ん〜?あれは演技に決まってるじゃん。つまり嘘よ嘘。」
「へ〜やるじゃん‼ねぇ!いっそうのこと礼奈をいじめようよ!」
「いーね。前々からうざかったし、」
などなどと書かれていた。
「演技ってどうゆうこと?」
「これを見てもまだわからないわけ?本当に鈍感なんだから。」
「つまり、元々から私に見方がいなかったとゆうこと?」
「なんだ、わかってんじゃん。そうよ。ここには貴方の居場所なんか無い。」
そんな…私は利用されてただけ。つまり皆からすれば私はただの人形。
私は頭が真っ白になり、言葉が出なかった。
しゃがみこんだ私に上から水が降ってきた。
「きゃあァァァァァァァァァァァァ!冷たい。」
今は冬。いくらなんでも、冷たいに決まってる。
「うっせんだよ!」
男子の一人が叫んだ。
「なあなあ。こいつの机、いらなくね?」
もう一人の男子が言った。
男子が二人で机をベランダに出し、下に誰もいないのを確認し、下へ投げた。
ガシャーン。
「しゃがめっ‼」
男子二人はその場にしゃがみこんだ。
流石にあんなものすごい音がして、誰も動かないわけが無い。
そして、チャイムが鳴った。
ガラガラ。
先生は、怒った顔で入ってきた。
「誰だ‼机を投げたのは!」
シーン
誰も言わない。
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