大人オリジナル小説
- 勇気を、ください。
- 日時： 2014/10/10 16:29
- 名前： 茉莉
★
小中学生で、「いじめられた」と感じる人は
小学生…71％
中学生…64＆
★
いま、キミの隣で。
友達が、傷ついている。
いま、キミの前で。
友達が、泣いている。
いま、キミが。
誰かの癒しを
必要としているのかも知れない。
★
いじめている人へ。
いじめられている人へ。
いじめを知っている人へ。
この物語を贈ります。
★
※無断転載・複製を禁じます。
この作品は、フィクションです。
- 莉子ーーriko ( No.4 )
- 日時： 2014/10/11 11:02
- 名前： 茉莉
「莉子、遊ぼー」
あたしを遊びに誘うのは、決まって西野美羽。美羽は、あたしの親友だ。にっと笑うその笑顔が、眩しく輝いている。
「うんっ！」
あたしも、笑顔で返す。あの頃のあたしは、毎日が宝物だった。
★
ここは、私立桜川女学院初等科。都内有数の、女子校。桜川女学院は、初等科（小学校の事）〜大学まである。ミッション系の学校で、美しい緑に囲まれている校舎は、いつも木の香りが漂っている。お嬢様も沢山通っていて、おしとやかな雰囲気だ。
この学校に入学して五年目、つまりあたしが五年生になった時、美羽に出会った。人見知りなあたしは、美羽のような元気な子が親友で、本当に有り難い。あたしには、美羽と居るこの一瞬が、ダイヤモンドのようにキラキラして見えるんだ。
「美羽」
「何ー？」
「大好き！」
「そんなの、分かってるよ！これからも、ずっと親友でいようね」
だけど、その望みは、叶えられなかった。
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