大人オリジナル小説
- 悲しみと絶望の世界
- 日時: 2014/10/22 18:20
- 名前: ドール
皆様こんにちは!二次小説で、黒魔女さんの小説を書いている、ドールです!
えー、今回は、いじめの小説を書いてみました。
なぜかというと、いじめは人の心をズタズタに引き裂く、
なんとも馬鹿らしい行為だということを、
皆様にわかっていただきたかったからです。
では、登場人物紹介に入ります。
登場人物
下月 静葉
おとなしい性格。頭はいいが、運動神経は0。
優しくて、困った人を助けずにはいられないという性格の持ち主。
ただ、コミュニケーションが苦手なため、学年じゅうからいじめられてしまう。
小学六年生。
華川 桃歌
静葉をいじめるクソガキ。
性格は、自己中で、ナルシスト。
頭は悪い。運動神経は中の上ぐらい。
毎日ハデな服装。
香水もつけてくるため、香水臭い。
人と話すことは得意。クラスでは人気者。
春姫 茉梨香
秋花 璃々
冬那 美緒
夏海 香那
この四人は、桃歌とともに静葉をいじめる小学六年生。
それぞれ、かなり個性的。
自分のことしか考えない。
クラスメイト
静葉がいじめられていることに気づいたが、助けずに、いじめにくわわった。
みんなで結託して静葉をいじめている。
先生方
静葉の意見を聞こうとしない。
静葉の父親・母親
家に帰ってきた静葉を、虐待する。
子供である静葉の声に耳を貸さない。
自分たちのことしか考えていない。
そして、静葉に、片っ端から勉強を教えている。
これから登場人物は増えていくと思います。
覚えにくかったらすみません。
では、本編へ
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- Re: 悲しみと絶望の世界 ( No.1 )
- 日時: 2014/10/20 22:04
- 名前: ドール
静葉視点
ねえ……そんなことして何が楽しいの?
「あはははははっ!汚ーい!」
私の目の前で笑い転げているのは、いじめっ子―――華川桃歌。
体育館の裏側に呼び出された私は、桃歌にカッターで顔や腕を切られていた。
それだけじゃない。殴って、蹴って。
この子は、人を単なる『道具』としか見ていないようだ。
もう既に私の体はボロボロだ。
体だけじゃない。心も。何もかもが。
桃歌は私を地面に押し倒すと、私の頭を靴で踏みつけた。
「ほら、この土、食べてみなよ。あんたは私の『奴隷』なんだから。ね」
口の中に血の味が広がる。
大きく開いた口に、土が入り込んでくる。
その土の下水溝のようなにおいに、私は激しくむせる。
だけど、頭の上の桃歌の靴が、容赦なく私の頭を踏みつけてくる。
ねえ。こんなことって、馬鹿なことだと思わないの?
自分が同じようなことされて平気なの?
いま、自分がとんでもないことしてるってわかってるの?
「やあああああああああああああああああっ!!!」
そんな言葉が脳内を埋め尽くして、私は最後の力を振り絞って桃歌の腹と頭を殴り飛ばした。
大声を上げながら。
私は、今貴方が受けている以上の痛みを、ずっと抱えてきたんだよ?
ちゃんと、わかってるの?
衝撃で、動けない桃歌を確認して、私は保健室まで、一気に走り続けた。クラスに行けば、またいじめられる。
あんな地獄は――もう耐えられない。
つづく
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