大人オリジナル小説

この風を感じないのか
日時: 2014/11/04 23:32
名前: 佐藤


諸君はこの風を感じないのか。
 僕らの未来圏から吹いてくる、清潔で力強いこの風を。
風は僕らに語りかけているのだ。
 明日を歩もう。風に乗って、世界という大きな海に荒波を立ててやろうではないか。
僕らならばできるのだ。
 さあ、ゆこう。いま、風と共に。



閲覧ありがとうございます。

【※上の詞は、宮沢賢治氏の詞をベースに、当小説のイメージに沿って佐藤が改編させていただいたものです。】


佐藤です。高校受験がすぐそこです。
今回は社会問題ということで、リストカットをしている友人の話を書きます。飽き性の上、更新もまばらになると思いますが、完結を目標に頑張ります◎

あまり読んでいて気持ちのいい話ではないかと思いますが、ぜひ応援お願いします^^




[注意事項]

※巧みな文章力はありませぬ。伏線張ったりできませぬ。(練習がてら挑戦しようかな)
※誹謗中傷、チェーンメール等他人が見て不快になるものはやめてください。
※更新亀さん。

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Re: この風を感じないのか ( No.2 )
日時: 2014/11/07 23:05
名前: 佐藤


 地元の私立大学で、真宮は経済を学んでいる。彼女は中学高校と安定した成績で、授業態度も良好。そのため、教師からは成績優秀な“デキる”生徒という扱いを受けていた。本人はあまり良く思っていなかったらしいのだが、出会った頃は、弥も彼女のことを「文学系の落ち着いた子」と位置付けていた。実際は的外れだったわけだが。

 弥は駅前のラーメン屋で接客のバイトをしていた。特に取り柄はなく、頭が言い訳でもないので、面接での自己アピールには困らされた。三日三晩悩んだ挙げ句、「人と接するのが好きです。ちなみに、友人と会った時にはかならず社会的なニュースなどについて論争をしています」と、支離滅裂なアピールともいえないアピールをした。

「真宮、布団しっかりかけないと風邪ひくよ」

 暴れ馬になった夢でも見ているのか、突然彼女は手足をバタつかせた。落ちかけた布団を彼女にかけ直してやりながら、「しょうがないなぁ」微笑を浮かべる。ほんとうに、よく眠っている。

 どうせ今日は学校も休みだし、ゆっくり寝させてやろう。弥は枕元に転がっている時計のアラームを解除した。

「もうちょっと、一緒にいて」

 弥がベッドから降りようとした時だった。真宮が掠れた声で呟いた。起きていたのか、と少し驚いたが、これも珍しいことではなかった。「いつでも傍にいるよ」弥は体を捻り、不安そうに目を泳がせている彼女の頭を撫でた。暴れ馬になっていたからか、少し汗をかいていた。



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