大人オリジナル小説
- 大切な物は
- 日時: 2016/10/30 22:36
- 名前: 九条 紅葉
初心者で至らぬ部分があると思いますが、よろしくお願いします。
この小説に出てくる人は、全て架空の人物となっており、私のオリジナルです。過激な表現が出てくるので苦手な方は、読まないのをお薦めします。
貴方には、
今でも、恨んでる方がいらっしゃいますか?
忘れられない想いが、ありますか?
一夜限りの過ちを、許すことが
あなたには、できますか?
許されない罪を
犯したことはありますか?
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- Re: 大切な物は ( No.1 )
- 日時: 2016/10/30 23:29
- 名前: 九条 紅葉
頬に冷たい風が、霞んだ。
「、、、寒い。」
段々と冬が近付いてきたな、と思い
マフラーをして外に出掛けた。
もう少し、もうすこしで雪が降るらしい。
白い吐息がか細く出ると
私は、マフラーを口の上まであげた。
家に帰るまでの道に歩いている
カップルがいた。
そいつらを見て何も言いたくはなかったのだが、
「 幸せそう」
、と私は消えてしまいそうな声で呟いた。
羨ましいと思ってしまったのだ。
私にも、昔は人目を気にせずイチャつけるようなカップルではなかったのだが、愛してた人がいた。私の名前を呼んでくれる人がいた。
『夏帆。』
私の、ナマエヲ呼んでくれるヒトがいた。
ごめん、
「尚哉
ずっと、見てた。見てたんだよ。」
君が突然消えたのは
冬に近くなって今もすぐ雪が降りそうな
今、私が立ち止まっていた、
昔の私が立ち止まっている、
時の境目の様な季節だった。
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