大人オリジナル小説
- 愛情不良品
- 日時: 2019/08/23 00:13
- 名前: 推しのセコムになりたい
主に同性愛者の恋愛事情を書きたいと思います。
相変わらずのカメ更新です。
ご了承ください。
〈目次〉
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・桔梗と僕
>>1
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- Re: 愛情不良品 ( No.2 )
- 日時: 2019/08/23 01:17
- 名前: 推しのセコムになりたい
「おい!誰が休んでいいって言った?」
……すみません。
「ほら…もっと深く咥えろよ…!」
……ごめんなさい。
ー嫌だ。
ー気持ち悪い。
ーもう、いっそ殺して欲しい。
俺は、感情を殺していた。
自分自身を守るにはこれしか無かった。
こんな汚れた愛なんて要らない。
俺はただ、寂しかったんだ。
苦しくて、一人が嫌で、温もりを探してただけだった。
それが…どうしてこうなったんだろう。
確かに、探していた温もりはあった。
でも、見つけたのは、形だけの交尾で得る生温い液体の温度と、無理矢理繋がれた身体の熱だけだった。
それでも、期待に答えようとしている自分がいる。
愛されようと必死で縋るその様が、俺は大嫌いで、死んでしまえばいいと呪っていた。
「…ったく…使えねぇなぁ…!」
彼がそう言うと、俺はベッドに倒された。
「いっ……ご、ごめんなさいっ…」
俺が言葉を言い終わるか終わらないかのところで、彼が俺の中に挿入し始めた。
「ん…あ、あぁぁぁっ…!」
生暖かいものが、俺の中に入ってくる。
嫌なはずなのに、身体は感じているのか声が出てしまう。
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