大人オリジナル小説

快晴ノチ晴レバレ
日時: 2021/12/20 22:56
名前: 春城るる

晴ヶ丘高校という所に通う、9人のDKたちです。次話から本編です。

*登場人物紹介*
1、湊川 庵(みなとがわ いおり)
このお話の主人公。基本庵目線でのお話。にこにこしている時が最強。
写真部所属/あだ名:いっくん、イオ/しっかり者

2、冬院 遥希(とういん はるき)
金髪碧眼の美少年くん。ロシアと日本のハーフ。感情を表に出さない。
茶道部所属/あだ名:ハル、はーくん/クール王子

3、西崎 昊良(にしざき そら)
関西から来た転校生。心優しい偽ヤン。本人はヤンキーだと思っている。
帰宅部(ボランティアのため)/あだ名:そらら、にしそら/関西ヤンキー

4、桐葉 優音(きりは ゆうと)
和洋菓子とボーロが好きな男の子。サッカーが好き。名は体を表すの具現化。
サッカー部所属/あだ名:ゆーくん、ゆう/たぬき

5、水無瀬 佑(みなせ たすく)
ド天然のタラシ。悪気はないし男子を敵に回したくないがやってしまう。
料理部・サッカー部を兼部/あだ名:たっくん、たらし/天然タラシ

6、國影 椋馬(くにかげ りょうま)
真面目だがもやしではない。ガチの元ヤン。高校から賢くなった。
水泳部所属/あだ名:くにっち、りょうくん/日本男子

7、朝比奈 陽春(あさひな きよはる)
小学生並みの知能とタフさは晴ヶ丘イチ?わいわいした事が好き。変わったあだ名はだいたい陽春が命名。
放送部所属/あだ名:よっしー、はるきよ/元気!

8,久遠 凛音(くどお りおん)
めっちゃ中性的だけどちゃんと男の子。意外といたずら好き。ナンパは慣れっこ。
弓道部所属/あだ名:りお、おんくん/男の娘

9,乙藤 朔也(おとふじ さくや)
睡眠をこよなく愛する子。無断欠席・欠席・遅刻の常習犯。ピュア。
帰宅部所属/あだ名:やっくん、さっくう/欠席王

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Re: 快晴ノチ晴レバレ ( No.1 )
日時: 2021/12/20 23:51
名前: 春城るる

本編

タッタッタッとまだ新しい校舎の階段を上る。木目と白のふちが可愛らしいな、なんて思いながら目的地へ向かう。
そう、おれは!新入生です!なので、向かった先とは言うまでもなく。クラス発表のある廊下だった。
「えっと、おれは・・・1ねn」「いっくん!!!」「!?」
ばたばたという足音と少し高めの声で、予想はついていた。がしかし、さすがにその子が突進してくるとは思わなかった訳で。おれとその子はもろとも、床に倒れ込んだのだった。

10分後。おれは、痛みの引いた腰・背中とともに起き上がった。
「よっしー。なにしてんの。」「いや、いっくんがいる!ってなって飛びかかったら」「いや待ておかしい」
なんでおれがいたから飛びかかるんだよ。新手のいじめ?痛いんですけど、と口にしながらふとある疑問が浮かぶ。
「そういえば何でよっしーここにいるの」「おれもここ入学したから!」「え?」
よっしーの第1って石原山じゃなかった?あれ?・・・これはまさか。
「おれね、いっくんの考えてる事わかるよ!なんで石原山いないの?っておもってるでしょ!」
「うん。なんで?」それはね、とよっしーが腕を組む。
「落ちたから!!!!!」「そこ威張っちゃだめでしょ」うん、まあなんと言うか。予想通りかな。
そんなやりとりを交わしていると、
「ごめん、そこ通るんだけど」と、同学年ぽい子に注意されてしまった。とほほ。しゅんとしていると、おれの袖を引っ張りながら「いっくん、あの子の髪きれー」とよっしーが言った。「そうだね」というのも、さっきの子はなんかこう、すきとおってる?みたいな金髪だった。目が痛い。まぶしい。
「おれちょっといってくるね」「!? どこに!?」

ぐんぐん遠ざかる背を見て、「ちっちゃいな・・・」と小声で言ってしまった。

あ、ちなみに、おれと陽春(通称よっしー)は幼馴染みで、幼稚園から一緒の仲だ。よっしー、いっくんというあだ名もお互いで付け合ったものだ。

「っと、そーいえば俺のクラスは、」
あった。2組だ。そして、当然というべきか2組のトップにはよっしーの名前があった。
さっきの子は何組なんだろう。てかよっしーどこ行ったんだろ。
あきらめて2組へ行くと、既におれの席で本を読むよっしーを見つけた。

「よっs」「あ」出そうとした声が憚られ、妨害した声の主に目を向けると、にっとした笑みがこちらを見ていた。

「ッ!!!!」

アイツと目が合ってしまった・・・。

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