大人オリジナル小説

リバ恋。【創作BL】(一話完結)
日時: 2022/02/23 17:52
名前: Miyuki

【注意書き】
・幼馴染み二人が上下で揉める創作BLです。
・リバっぽいのでリバが苦手な方は閲覧をお控え下さい。軽度な下ネタ表現あります。
・唐突に始まり唐突に終わります。ヤマなしオチなしイミなし。しかも短いです。

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Re: リバ恋。【創作BL】 ( No.1 )
日時: 2022/02/23 16:14
名前: Miyuki

親と兄弟は一泊二日の旅行。俺は一人で家に留守番。
(…ついにこの日が来た…!!)
事前にネットで買って隠しておいたゴムやらローションやらを机の上に出す。一応ネットで評判が良かったやつを買ってみた。…ゴムつける練習とか何もしてないけどまあいいか。つけるだけだし何とかなるだろ。俺は箱の中から一つだけ出し、残りはまた同じ場所に隠した。
「佑樹ー、まだ?」
焦れったそうに扉の向こう側から声がする。あ、そうだった。片付けるからちょっと待ってて、って待たせてたんだった。
「ごめんごめん、入っていいよ」
「…お、佑樹にしては片付いてんじゃん、珍しい」
「それ褒めてないよな?」
俺の恋人─奏汰はくすくす笑いながら、俺のベッドに腰を下ろした。俺も床に腰を下ろし、そのまま沈黙の時間が流れる。
…こういうのってどうやって誘うのが正解なんだ…?…俺童貞だし考えてもどうせ分からないから、とりあえず俺もベッドに座るか…。
奏汰は立ち上がる俺に少し驚いた様子で、こちらを見た。少し顔が赤い。俺はその表情にゴクリと喉を鳴らす。
「あ、あのさ…俺、ちゃんと優しくするから…いい?」
「…は?」
返ってきた氷点下の声に思わず顔を上げると、奏汰が蔑むような目で俺を見ていた。
「いや、何言ってんの?それ俺が言う台詞なんだけど」
「はぁ…?」
次の瞬間、俺は奏汰にベッドの上に押し倒されていた。
「(今日家誰もいないからお前来る?)なんて、そんな誘い方どこで覚えたんだよ」
耳元で囁かれる気配に俺は一瞬驚きながらも言い返す。
「いや、別にそれはそんなつもりじゃなくて、ってか何普通に押し倒してくれてんだよ!俺が上だろ!?」
「はあ?俺が上に決まってんじゃん」
「いやいや、奏汰俺の尻に自分の突っ込めんの?絶対ムリでしょ、意地張っちゃってさ…ビビりのくせに」
「ビビりは今関係ねぇだろ!!っていうかお前突っ込める程でかくないくせに!!」
「その言葉そっくりそのまま返すわバーカ!いいんだよ、俺は勃ったら大きくなるから!!」
「そんなん俺もだっつーの!!」
刹那、下の階でガチャ、と玄関の扉が開く気配がした。
俺は奏汰を強引に突き放し、呆然とする奏汰を置いて急いで階段を駆け下りた。
「あ、佑樹。ただいま〜」
「母さん…何でここに?旅行行ったんじゃ…」
「ああ、それね。実は事故で新幹線が止まっちゃったらしくて、行けなくなったから帰ってきたんだよ」
「はぁ…」
「あれ、奏汰くん来てるの?明日予定もないし、このまま泊まってってもらっても良いわよ」
「うん…」
「母さん、これどこしまえばいい?」
弟がひょこっとリビングから顔を出す。あぁ、それはね…と母さんは忙しそうに弟の元へ去って行った。
「あれ…おばさん帰ってきたの?」
階段を降りながら奏汰がリビングを覗く。
「何か、そうらしい…」
「じゃ、しょうがねぇな…」
まぁ、と奏汰は俺に意味深に笑いかける。
「次を楽しみにしとけよ。俺が優しくしてやるから」
「何言ってんだよ、大体お前は…」


…俺たちの口論はまた盛り上がってしまい、母さんに「うるさい!」と一喝されるまで続くのであった。

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