大人オリジナル小説
- 絶望した少年少女の館暮らし
- 日時: 2023/06/03 21:44
- 名前: 一般人夏休みさん
絶望した少年少女の暮らし:プロローグ:
「私はどうして生きてるの?」
「もう僕なんていなくなればいいのに」
「人生なんてやめたい」
「僕の存在価値って…?」
「私は世界に必要とされてない」
「安楽死…できないかな」
「…なんでこんなにつらいの?」
「私はつらくない…もっとつらい人がいるのに…」
午後23時12分。少年少女の絶望が響き渡る。
「こいつ達ですか?」
「うんうん!そうそう!早く送って!」
そこでは、一番星が怪しく輝いていた。
「あれ?ここは…?」
「もしかしてようやく死ねたの…?」
「…?天国かな…」
「どうしてここに…」
「屋上から飛び降りたはず…」
「死ねたかな…」
「それより早く死ななきゃ…」
「はあ…はあ…はあ…どうしよう…」
困惑する9人の少年少女たち。
その館では、花瓶、本棚、タンス、
洗面所や食堂、リビングや9つの部屋などの風景。
そして、目の前のモニターでは、こんな文字が写し出される。
『このモニターは9時になると君たちはライブ中継されるよ!
お楽しみに〜 支配者より 』
今は8時38分だ。
絶望した少年少女の館暮らし〜1〜に続く
Page:1
PR