大人オリジナル小説

昼と宵は共に散る
日時: 2024/04/27 23:58
名前: 白露

No.1
目がクラクラするほど主張が強いイルミネーションの光 世はクリスマス一色
なのに私は1人でホテル街を歩く
待ち合わせに来ない恋人 セットした長い黒髪は無駄になった 私はフラれた
半年続いた恋人関係をわざわざクリスマスの夜に終止符を打たれたのだ でも思えば最近少し冷たかった 
LINEには「好きな人ができた」とその言葉だけで私が何を送っても既読にならない ブロックされたなこりゃ
ホテル街は飢えた男とカップルだらけ
私はその飢えた男の目に止まったらしい
「お姉さん、今1人?俺らと遊ばない?」
金髪に柄シャツいかにもチンピラ 複数人か…
4P…? 疲れるな…
普通は「やめてください。」とか言って拒絶するだろうが私は今とても自暴自棄になっていて、
「あぁ遊んでもいいかな」なんて思ってる
「いいですね!あそ…」
そこまで言いかけた時に
「やめてあげてください。女の子を複数人でなんて卑怯ですよ。」
ん…声が低い 新しい男?
どんだけ可愛いの私 モテすぎだろ

Page:1 2 3



Re: 昼と宵は共に散る ( No.2 )
日時: 2024/04/27 23:56
名前: 白露

後から来た男に言われ、分が悪くなったのかすぐに散った男たち。あぁ遊んでもよかったのに…
「大丈夫だった?」
振り向いて男が言う。あ、こいつ美形
「大丈夫です。」
助けてくれたのか…なにかお礼しないとだな
2人の目線を遮るように男の電話が鳴る。
「ごめん電話」
と言い、離れる。
「え?今日来れない?えーもうキャンセルできないよ」


電話が終わり私の元へ戻る。少し気まずそうに
「これから暇?」
と聞いた。暇だけど……なぜ?
「暇です。何かありました?」
「実は友人が今日来れなくなってしまって予約したお店がキャンセルできなくて、1人で行くのも嫌だなと思って一緒に行ける人を探してるんです。」
少し考える。お礼をしないといけないしな。
カップルがイチャつくホテル街で私たちは新し恋が始まろうとしていた。でもまだ先の話。
「いいですね!行きましょう。」

Page:1 2 3



小説をトップへ上げる
題名 *必須


名前 *必須


作家プロフィールURL (登録はこちら


パスワード *必須
(記事編集時に使用)

本文(最大7000文字まで)*必須

現在、0文字入力(半角/全角/スペースも1文字にカウントします)


名前とパスワードを記憶する
※記憶したものと異なるPCを使用した際には、名前とパスワードは呼び出しされません。