大人二次小説(BLGL・二次15禁)

Re: 銀魂−沖田受メイン/たまに他カプ ( No.69 )
日時: 2010/12/04 18:14
名前: 祐希

よし、休憩しよう((((
鴨沖((あ、皆さん引きましたね分かりますドン引きでしょう実は
3Zじゃない学パロ。鴨と沖は先徒です。で、沖田くんは上京します。


「なごり雪」※歌ネタ派生&パロディばっかり

――――――――――――――――――――――――――――――

「もうすぐ、電車きやすねぃ」

「そうかな? まだ、だと思うけど」

電車を気にする君の横で、僕はただ時計を見ていた。

君をどうしたら引きとめられるか――そう思った。

でも、時間は刻々と過ぎて、何もできない自分に苛立ちが収まらなくて。

外は、降るには遅い「雪」が降っていた。

あぁ、こんな季節外れの雪をなんて言うんだろうか。

「伊東先生と雪見んのも、これが最後ですねぃ」

あはは、と快活に笑う君を見るのもこれが最後。

ふと、瞳孔がいつも開いていた土方君を思い出した。

――ここにいるのが君だったら、沖田君を行かさずにここに留めておいただろうか。

僕は、こんなにも、沖田くんが――

「あ、電車。来ちまいやした」

じゃあ、と沖田君は立ち上がった。

――雪が一層強く降り注いで。

沖田君が電車に乗って、車窓に張り付いて僕を見た。

『 さ よ う な ら 』

君の口唇が、そう動いた瞬間。

電車が大きな音を立てて、動き出した。

最後に見た君の顔は、

――今にも涙が零れ落ちそうだった。




今、春が来た。

そして――・・・君はまた、綺麗になる。