大人二次小説(BLGL・二次15禁)

Re: 銀魂−沖田受メイン/たまに他カプ ( No.105 )
日時: 2011/02/17 18:48
名前: 祐希

22.

ひとしきり泣いてから、俺は風呂を出た。

脱衣所には、銀兄がいて。

「銀に……」

俺はその先の言葉を言えないまま、立ちすくんだ。



俺の体は、あの人の――腕の中。




「え・・・」

「ごめんな、総悟」

今、何て…………?

『総悟』、って。

「っ・・・ぅぅッ・・・や、っと・・・呼んでくっ・・・」

「て! おまっ、何泣いてんの!? え! そんな嫌だった!? ごめん。マジでごめん」

「違いまさぁ、嬉しーんです。やっと、名前呼んでくれた・・・」

涙が止まらないのは、あなたが優しいから。

嬉しくて、顔が緩んでしまう。

「っ・・・。オメー、その顔反則!」

真っ赤になるあなたの顔が、大好きだ。

隠す必要、ないんですね。



――同じ、気持ちだった。

なんて嬉しいことだろう、こんなにも喜ばしいなんて。

まさか自分がこんなに乙女になるとは思わなかったから。