大人二次小説(BLGL・二次15禁)
- Re: 銀魂−沖田総受! ( No.13 )
- 日時: 2010/10/30 12:25
- 名前: 祐希
兄弟パロで銀沖です。長編…なので、続きます(タヒ)
「何よりも、君が」
――――――――――――――――――――――――
1.
俺は、自分の通っている学園を歩いていた。
事実を受け入れることができなくて。
家に帰ったら、広い居間に母さんが一人静かに泣いていた。
その横にいるはずの父さんはいなくて。
『交通事故』。非情なその4文字。
当時の、幼かった俺には、ショックな出来事で。
いつもの飄々とした態度もどこへやら。
――ただの、小さいガキだった。
―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―
「銀ー。そろそろ起きなさーい」
「・・・うーい」
とっくに起きてた。――朝見た嫌な夢のせいで。
俺の通ってる学園は、中高一貫で人数が多い。
おまけに、真面目な人間があまりいない――まぁ、変人ばっかりだ――から、遅刻しても平気だ。
ただ、今日の朝は、これまた違っていた。
――見慣れない、男がいた。
母さんはそいつと、親しげに話している。
「銀。おいで」
母さんに呼ばれた。自然と体が動く。
「この人が、――――新しいお父さんよ」
俺の反応は、驚くほど冷静だった。
PR