大人二次小説(BLGL・二次15禁)
- Re: 銀魂−沖田受メイン/たまに他カプ ( No.138 )
- 日時: 2011/01/22 16:23
- 名前: 祐希
28.
「あは・・・銀兄・・・。俺、もーちょいで死.んじゃうんでさ。でもね、――銀兄がいるから、死.ぬの怖くないんでさぁ・・・」
そこまで言って、総悟は苦しそうにせきこんだ。
「げほっ、げほごほっ!」
「総悟!? 無理すんな、もう喋んなくていいから」
「いーんでさ・・・もっと話してたいから・・・」
そんな苦しそうな顔して。
泣きそうな顔してんのに。
『話してたい』ってそんだけで、お前は明るくふるまおうとする。
お前の無表情が、俺は怖い。
いつも、同じ顔で無表情かと思ってたけど、そうでもなくて。
むしろ分かりやすいくらいに、笑ったり泣いたり怒ったりしてて。
でも、今は青白い顔に『笑顔』って仮面貼り付けてるだけで。
「んな顔すんな」
「ぎ、んに・・・」
「――なぁ、泣きたいときは泣けよ。不安だ、って。怖い、って。正直に言えよ・・・。頼ってこいよ、総悟」
「――銀兄・・・っ! 俺、死.ぬの怖い・・・っ。本当は、もっと・・・もっとみんなと一緒にいたかっ・・・!」
「俺が、いるから。――ずっと、ここについとくから。寂しくねーように。だから、心配すんじゃねぇよ」
負担をかけないように、そっと抱き締めた。
――枕が濡れてたことに気付いた。
こいつは、ずっと一人でこうして泣いてたのか。
なんて苦しい。
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