大人二次小説(BLGL・二次15禁)

Re: 銀魂−沖田受メイン【土沖←銀/長編start!】 ( No.210 )
日時: 2011/02/25 22:40
名前: 祐希


【短編歌ぱろ/纏さまリク】
銀時*沖田



//星に願いを



君のいない日々が、まさかこんなにも寂しいものだったなんて。
君がいなくなって――初めて気付いた。
いま君に逢えるなら、俺は全て何もかも捨てて駆け出すことができるかもしれない。
……そう思った。

あの綺麗な星の下で、今も君は心を飲みこんで、
――俺のためじゃなく、誰かのために笑ってんの?

――君のいない街は、いつも通り華やかなようで、やっぱりどこか寂しかった。
――何処からか聞こえてきた懐かしい歌に、背中を押されて。
――君に、逢いたくなって。


「沖田くん。君はいま、何をしてる?」


届くはずのない問いに、応えたのは。











「いま? もちろん、旦那の側にいやす。任務が早く終わったんでねィ」


――まぎれもない、待ち望んでた奴。


「全く、素直じゃないねぇ沖田くんは。本当は銀さんに逢いたくてしょうがなかったんでしょ?」
「――旦那のそーゆーとこ、嫌いでさァ」
「酷……」


( 素直じゃないのは、どっちも一緒で、)


「じゃ、沖田くんが無事に出張から戻ってこれたのをお祝いしよーか」
「旦那。くせーでさァ」
「っせー、黙っとけ。そーゆーときは思っててもそれを言わないのが普通だろ?」
「俺たち、もうこの時点で普通じゃねーですぜ」
「――……それもそっか」


逢いたい、っていう気持ちはきっと、それだけ好きだっていう証拠。