大人二次小説(BLGL・二次15禁)
- Re: 銀魂−沖田受メイン【♀銀月/沖神】うp ( No.219 )
- 日時: 2011/02/28 22:47
- 名前: 祐希
- 参照: ※女体化注意*月ちゃん視点
♀銀時*月詠
//同じ想い[2]
「――な、に」
「だから、お前のこと。好きみたいなんだ、って」
「なっ、何言って……!!」
――好きみたい、って。
嘘なんじゃないか。いま聞いたこと……全部、嘘なんじゃないか。
信じられなかった。
ずっと想ってた人に、ずっと言って欲しかった言葉を言ってもらえた。
幸せすぎて、怖くて。
また、あの気の抜けたような笑い方をして……「嘘だ」なんて言われるのが、怖くて。
その可能性は十分にあるのだ。
何せ、――どちらの性別も女。まず、その時点で不安過ぎて仕方ない。
だから、言わなかったのに。
きっと彼奴は、おふざけでしかないのだろう、と思っていたから。
いままで、言わないまま。ずっと、抱えてきた気持ち。
「答えは?」
「……は?」
「だからさあ、好きだっつってんじゃん。答えを聞きたいの、俺は」
「答え、って」
「『Yes』か、『No』か。どっちか」
怖くて伏せていた顔を、あげてみた。
――そこにあったのは、いつものふざけた笑いじゃなく、真剣に答えを求める銀時の姿。
一気に鼓動が早まる。
彼奴にも聞こえてしまうのではないだろうか。
そう思うと、恥ずかしくて……顔が熱くなってくる。
ああ、もう。
距離が近い。こんなに近かったら、火照る顔も、早まる鼓動も、全部分かってしまう。
せめて、目をそらしてくれたら。
そんな思いも空しいままに、銀時は顔をさらに近付けてくる。
「……早くー。銀さん、待ちくたびれるんだけど」
「あ、」
好き。
彼奴の想いと同じくらいに。
――銀時のことが、好き。
( 同じ想いは 繋がって 幸せが溢れだした )
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