大人二次小説(BLGL・二次15禁)

Re: 銀魂−沖田受メイン【♀銀月/沖神】うp ( No.224 )
日時: 2011/03/06 09:54
名前: 祐希
参照: お久し土沖←。

土方*沖田

//お昼寝日和



今日は非番。
起きたときから暇で暇で仕方がない。
出かけようとも思ったけど、出たら出たで行く宛てもない。
――土方さんも非番だったらよかったのに。
そしたら土方さんで遊ぼうと思ってたんだけど。

――土方さんのことばかり考えてたせいか、気付いたら俺は土方さんの部屋の前にいて。
あり? 何で俺、こんなとこ立ってるんでィ。
おかしいや、なんか今日の俺、変だ。
土方さんのことばっか考えてらァ。




「土方さァん、遊べィ」
「何でだよ! お前は非番だろうが俺は仕事なんだよ! 邪魔すんなら帰れ」
「えー」
「えー、じゃねえ」

つまんねえ。
土方のくせに、断るなんざつまんねえ。
ま、いいか。どうせ邪魔しに来たわけじゃないし。

――あり? だからなんで俺ここにいるんだ?

邪魔しに来たんじゃないなら、俺ァ何でここにいるんだ?




「総悟、だから帰れって」
「邪魔しに来たわけじゃないでさァ」
「だったら何でここに来たんだよ。オメーが邪魔する以外に何しに来るんだ」
「……」

それが、俺にも分からないんでさァ。
何で俺ァ、ここに来ちまったんでしょうねィ。
こんなくそつまんねえ土方の部屋に。


                   *  *


「総悟。…………総悟?」
「……」
「オイ、総悟。テメ何して……」

呼びかけても応答がない。
後ろを振り返った。

「……」

いままで散々喋ってたアイツは、居心地よさそうに眠ってやがった。
しかも、いつもの不気味なアイマスクもない。
総悟がここまで気を許してるところを初めて見た。
――気を許してる奴にもあのアイマスクはつけたままだったからな……。
俺は、溜まっていた仕事をいったん放り出して、見る機会のないアイツの寝顔を見ることにした。

「気持ち良さそうに寝やがってよ……」

全く、寝るときだけはガキみてーな顔しやがって。
こうやって見ると、やっぱり総悟はずいぶん幼いんだな、と実感した。

――そう言えば結局、コイツはなんでここに来たんだ?
……今度、聞いとくか。


そう考えながら俺は、無意識に総悟に布団を掛けていたのだった。