大人二次小説(BLGL・二次15禁)
- Re: (BL)現妄実想((げんじつともうそう))【キャラクター投票 ( No.111 )
- 日時: 2011/07/13 19:17
- 名前: aki 秋元 aki
- 参照: 「食べちゃいたいw」←ぇ!?マジで?
うっわぁ!未遊さん☆前回のコメにコメ返しするの忘れてました!!((マジスイマセン(_@_)
キスごちそうさまってww←(どういたしましてww
あの人誰か気になりますよねww〜〜ME TOOww
何かノリで書いちゃっただけなんですよね・・・↓(ぉぃ
今、新キャラの設定今考え中^^
デハデハwコメ感謝でしたー!
――――――スタート――――――
オレが自分の部屋に入った瞬間、机の上の携帯電話がなった。
ちなみに、オレはいつも携帯を持ち歩かない。落として大変な目にあった経験があるからだ。
いつも、部屋の机の上においておくのが日常だ。
オレは足早に机に近づき、携帯をとった。
「・・・はい、もしもし。」
相手は誰かわかっている。悠斗だ。
オレは悠斗にしか携帯の番号を教えていない。メールは別なのだが。
『ぉぅ、水都?やっと帰ってきたかぁ。』
電話の向こうで悠斗が安堵のため息をつく。
「・・・やっと、ってどういう意味だよ。別にどこにも寄り道して無いし!」
『ぇ!?マジで?』
何故だろう。
オレの言葉に悠斗は酷く驚いた声をだした。
『だって、オレのほうが学校から家遠いだろ?でも、オレが家に帰ってきて50分くらい時間たつぜ?何で学校から家が近い水都が来てないんだよ?』
おかしいだろう。と小さく笑う悠斗にオレはそういえば、と問うた。
「悠斗ってさぁ、そういえば〜サッカー部が教室に来たときに学校にいた?」
『は?サッカー部?』
あぁ、そういうことか・・・。
オレは放課後悠斗の姿をみていない原因がわかってほっとした。
――悠斗を危ない目に合わせたくなかったし・・・。よかったぁ。
『・・・水都?サッカー部って、何しに来たんだ?』
興味があるのだろう。悠斗はいつもよりも声を高くして聞いてくる。
しかし、オレはそれについて答えはしなかった。
「いや、別にたいしたことじゃないよ!・・・それより、何か用?」
急な話題転換に動じることもなく、悠斗は思い出したように言った。
『あぁ、そうだった・・・。あのさぁ、明日って何か用事あるか?』
――ぃゃ、それ以前に用事も何も・・・・・・
「え、学校あるじゃん?」
電話の向こうで悠斗が笑う。
『明日学校ねぇーよ!休みだって。土曜日だろぅ?』
・・・あぁ、そうなんだ。
オレはしまった、と頭を抱えつつ彼に返す。
「ハハハ、そうだよな。明日土曜日だよなぁ。うん、分かってるたし。・・・・で、用事ないけど?」
『おう、じゃぁ!明日ゲームのソフト買うの手伝ってくんねぇ?一人じゃ買いにくくてさぁ〜』
――一人じゃ買いにくいって・・・・・・もしかしてエロゲー?
オレはゲームの内容には触れず、了承した。
『じゃ、明日なぁ!』
プツゥ・・・・・・
「・・・・・・」
電話を切った後も、オレはしばらくの間携帯電話を耳につけていた。
何故か突然淋しさと同時に『悠斗と別れたときの記憶』が脳裏によみがえってきたからだ。
「・・・案外、普通に話せた、な。」
はぁ〜。オレは大きく息をはきだした。
あの時、なぜ彼があんな顔をしたのか、と考えるが思いつかない。
そして直接本人に聞けるほど、悠斗に度胸はない。
次の日。。
悠斗は待ち合わせ時間の3分前に来た。
何故分かったのかというと、オレは5分前にきていたからだ。
「でさでさぁ〜俺もうそのゲームでるの楽しみにしてたんだぜぇ!」
一方的にゲームについて語る悠斗にオレは苦笑しつつ、学校の近くにある店のたまり場を歩く。
ここでは以前、黒澤達と一緒にゲーセンに行った思い出がある。
すれ違う人がまったくしらない人だけではなかったが、止まって話すほどの仲のやつもいない。
オレと悠斗は順調にゲームソフト屋へたどり着いた。
「あ、じゃぁ、オレ買ってくるから!水都はここにいろよ!」
何故か悠斗はゲーム屋につくなり、オレを店の前で引き止めて中へ姿を消してしまった。
「・・・そうとうなエロゲームか。まぁ、高校性ってほぼ、大人みないなもんだもんなぁ〜。」
呆れ笑いを浮かべつつオレは店の前に張られていた広告に目を移した。
―――――――
オレは店の前で悠斗に置き去りにされている。
彼に内緒で中にはいるのも悪い。でも暇だ。
という事でオレは一部店の壁がガラスになっている部分に張られているポスターを見ていた。
「ぇ〜と、『勇者、『ブルー黒王子』と魔物の最後の対決!!』・・・なんでブルーなのに黒って名前の中に入ってるんだ?これってギャグゲームか?」
オレはあまりにも退屈すぎたのだろう。
ポスターに書かれている文字を声に出して読むんだ。
周囲が異物を見るような目を向けてくるが気にしない。
ポスターとポスターの間には隙間がある。そして、ポスターが貼られている壁はガラスだ。店内が見える。
オレは何気なく、ポスターとポスターの間を見た。
すると、ナイスなタイミングで向かい側の誰かと目が合う。
おそらく、店の中からもポスターがはられているのだろう。
他人に笑いかけられるほどオレは愛想が良くない。
普通に目をそらそうとしたオレの視界に、誰かの瞳が大きく見開かれる瞬間が移る。
まるで知り合いを見つけたときのように・・・。
――え?別にオレ、コイツ知らないし、見たことないんだけど・・・
よく見ると、誰かさんは目が大きく、目の周りの肌も若々しいことから学生だ、と予測できた。
学生は目を見開いたかと思えば、今度は瞳に怒りをともらせる。
「!?」
オレはなにもしていない!
そう意味をこめて首をふるが、遅かった。
学生はスタスタとその場を離れ、店の出口からでてきたのだ。
怒りしか読み取れない瞳がオレをとらえる。
何だ小さい。年下か。
若干安堵しかけたオレに青年は勢い欲近づいてきた。
「てめぇー!中学生!!調子にのるのも体外にしろよ!!」
――は?中学生?
そうか。今日はいつもより髪をたててなかったな・・・。ぃゃ、そうじゃなくて!
オレはカッと頭に血が上るのを感じた。
――確かにオレ身長小さいけどさぁ!コイツのほうが低いじゃん!蟻じゃん!!
オレへさらに文句をかさねようとする学生よりも早くオレは言った。
「オレ中学生じゃない!オレは君と違って高校性なんだよ!覚えとけ!中学生!!」
ざまぁみろ!と無敵な笑みを浮かべるオレになおも青年は噛み付くような目を向けてくる。
――ったく、最近子供は生意気だ!
「それはこっちのセリフだかんなぁ!?こんな小さい高校性がいるかよぉ!行っとくけど、俺高校性!!」
「君の顔なんか学校で見たことないね!嘘はやめっ!」
「転校してきたんだ!最近ね!」
――あぁ、そういえば転校生が1年生に来るって話してたなぁ・・・先生が。
「じゃぁ、名前言ってみてよ!」
「1年D組の夕音寺清野(ユウオンジ セイヤ)だ!フン、びっくりしただろ、中学生!!」
――やっぱり年下の転校生か!
ハハハーと勝ち誇った笑いをする年下にオレはニヤヶつつ言い返した。
「おぉ、本当に中学生だったんだな。オレは2年の青樹。」
・・・・・・
沈黙する青年。
勝利のゲップをこらえるオレ。
二人の間を風が通り抜ける。感じ方はそれぞれだろう。
清野が額に汗をにじませつつ口を開いた。
「・・・ハハ、ハハハ・・・・・・ぇっと、まぁオレ実は流年したから?と、年はお前等と同じ・・・デス。」
――絶対に嘘だろ。敬語使ってるし。
内心そう確信しつつ、オレはあえてそれを口には出さなかった。
オレの勝ちだ!!
久しぶりの勝利の風にオレは微笑んだ。