大人二次小説(BLGL・二次15禁)

Re: (BL)現妄実想((げんじつともうそう))【キャラクター投票 ( No.115 )
日時: 2011/07/08 23:10
名前: aki 秋元 aki

 : 厘 様
 感想ありがとうございますww
 ビックリマーク4つですね^^
 では、コメ感謝でしたww

―――――――――

 「お、待たせたなぁ!」
 白いミニ袋を手に悠斗が店から出てきたのは、オレと清野が少し打ち解けた頃だった。
 正直言って、彼とは気が合うとは言い切れないが、一対一で話すことくらいは出来るようになった(気がした)
 
 しかし、実際清野に会って10分もしないうちに悠斗が来たのが現実だ。
 10分以上話せるかは自信がない

 悠斗はチラリと清野に目を移した後、ニコヤカに口を開いた。
 「あれ、水都の友達か?オレ、山梨悠斗。よろしくな。」
 手を差し出してくる悠斗をみて、飛び上がった清野も慌てつつあいさつをする。
 「お、俺は2年の夕音寺清野です。」

 一瞬ためらった後、清野は悠斗の手を握る。
――今時手を握って挨拶って・・・オレTVでしか見たことなかった・・・。
 二人の様子を珍しそうに眺めていると、突然清野がこちら側を向いた。
 「じゃぁ、青樹先輩。俺はこれで!」
 もうダッシュで街中に姿を消した清野を感心しつつ眺めたあと、悠斗が笑いかけてきた。

 「・・・俺等も行くか。」
 歩き出す悠斗。
 そんな彼の姿にオレはつい首を傾げてしまった。
 「行くって、どこへ?」
 「ゲーセン」

――ハハ。変わんないなぁ〜。
 オレは内心呆れつつため息をついた。
 昔から悠斗と遊ぶときはこうなのだ。
 彼がいつもフラ〜っと行き先を決めてしまう。
 ・・・まぁ、別にいいけど。

 オレ達は歩き出した。


 ――夜――

 「ふぅ〜・・・」
 悠斗と久しぶりに遊べて楽しかった。
 そんな事を考えつつ、オレは風呂上りで濡れた髪をタオルでこすった。
 
 現在、オレは自分の部屋にいる。
 時刻は10時23分。
 寝巻き姿で椅子に座り、首からタオルをかけている状態だ。
 オレは机の上においてある『ウ〜ロン・ポン・茶』をジュゥ――とストローを通して吸った。
――相変わらずこのお茶は苦いなぁ・・・。

 今日は楽しかた。明日も学校は休み。
 そんなオレの平凡を打ち壊すメロディーが突然流れ出した。
 「っ!?」
 ビクリと体を震わせた後、オレは音がした方向へ目を向ける。

――あぁ、携帯のメール音か・・・・・・。
 メールアドレスは4,5人の友人にしか教えていない。一体誰だろう?
 画面にはメール一件と大きく書かれている。
 
 「・・・見たことないメールアドレスだなぁ・・・・・・。」
 メールを開く。

 『   久しぶり。黒澤だ(笑   』
 とかかれた一文が最初に目に入った。

 「っぎょえぇぇぇ――!!!」
 ヤツに携帯のメアドを教えた記憶はない。
 オレは無意識にこの世のものとは思えない悲鳴を発し、飛び上がった。

 「『黒澤だ(笑い』、ってなんだよ!?笑ってないだろ!絶対に!!」
 よくメールで人格が変わる人はいる。
 しかし、黒澤が『笑い』をつけてくるといやに寒気がするのはオレだけだろうか。

 オレはメールの続きを読む。

 『突然だけど、水都の携帯の電話番号、教えて。
  誰も知らないらしくてさ。
 じゃ、メール待ってる☆    』

 ・・・・・・

 これは、キャラクターのイメージが崩れて仕方がない。
 だって、アイツが『☆』って!ありえないだろ。
 プッと笑った後、オレは顔面蒼白になった。

 「携帯の番号って・・・悠斗にしか言ってないのに・・・・・・」
 でも言わなきゃ殺されそうだ。

 オレは意を決して文字を打った。
 家の電話番号を・・・。