大人二次小説(BLGL・二次15禁)

Re: 現妄実想((げんじつともうそう)) ( No.9 )
日時: 2011/03/13 12:26
名前: aki 秋元 aki

 変な文があったらスルーしてくださいねw 
  ではスタート!!



 オレが教室のドアを開けた瞬間、クラスのヤツ等がいっせいにこちらを向いた。

 
 数学担当の先生が怖い目をオレにむけつつ口を開く。
 「青樹、どこにいっていた?」

 こ、こわっ!あの優しい先生があんな怖い目を向けてくるなんて・・・

 オレは内心ショックを受けつつ無理やり口元に笑みを浮かべた。


 「えぇ、とお腹がどうしても痛くて・・・・・・お手洗いに。」

 それを聞くと一瞬で先生は優しい笑みを顔に浮かべた。
 「そうか。なら早く席につけ。・・どうしてもガマンできなくなったら保健室に行くんだぞ。」


 先生が黒板に向き直るのを見届けてからオレはホッとため息をついた。

 どうやら作戦は成功したようだ。とりあえずよかった・・・かな。
  あぁーでも、なんか思い知らされたてゆうか、・・・ショックだな。
 だってあの、優しい先生がオ、オレをにらんできたんだぞ!
  ヤバイな、こりゃ、成績ダウンはまぬがれないぞ・・・・・・。
ってか、そんなことより。あの先生けっこう気にいってたのに!


 オレはやり場のない思いを胸に、自分の席につく。

 ((ミズ〜、保健室なら、オレがおぶっていくから安心して。))
 ウザさを100%セントひきだした春はオレが机に座ったとたんに話しかけてきた。


 本当に困っちゃうよ!ただでさえウザいのに!!
 こういう時にさらにウザくなるなんて、絶対オレに対しての嫌がらせだろ!?
  まぁ、オレは優しいからぁ?相手が先に殴ってくるまで殴らずにただ笑っててやるもんね!

  
 オレはそう決心しつつ、春の言葉に小声で返す。

 ((けっこうだよ。自分でいけるから。))

 ((えぇーでも、もし途中でミズが倒れたらどうするんだよー・・・?))

 
 オレは目の前に座る青年を殴り、蹴り倒したいのをグッとこらえる。


 ((ははぁー。相変わらず春君はウザいね。オレは大丈夫だから、って言ってんじゃん。))

 ((そっか〜。って、えぇ!?何か今、・・・さりげなく変な事聞こえたんだけど。気のせいかな・・・))

 春は心底驚いたような目でこちらを見る。

 ((ははぁー。気のせいだよ。))

 オレは春に笑顔をむけたあと、教室を見回した。

 そこには(春意外の)全ての生徒が休む暇もなくノートに授業内容を書き込んでいる、(まさに、真面目君たちの集団授業を行っているかのような)光景が広がっていた。
 

  あぁ、いつもながらにここのクラスは真面目君多いな。
 たまには誰か授業ぶち壊すようなことしてほしいんだけど。。
ん、そういえば今日来たばかりの転校生君は・・・・・ダメ、だよ、なぁ。
 だってあれ、見た目でもう静かな性格だって分かるもんな。
  休み時間もたいしてしゃべらなかったみたいだし・・・・・・。

 
 
 今おもったが、春は休み時間中ずっと、同じ部活の友達に会うために、他の教室へ行っていることが多い。
 だから、休み時間、オレが変な行動をしていた、という事実は知らない可能性が高いのだ。
  
 オレは春に気づかれていないことを確信した。
  
 コイツにばれたら、授業中質問攻めにされてしまう。
 とりあえず・・・よかった・・・・・・。



 


 

 キーンコーンカーンコーン・・・・・・

 休み時間を告げるチャイムが鳴り響く。ちなみにここの学校は一つの授業おきに10分の休み時間がある。


 
 あぁ〜うるせぇ。キンコンカンコンって音でかいんだよ!
  学校の先生も、たまにはサプライズとかでもやって、違う曲ながして欲しいもんだ!まったく。

 オレはえらそうなことを考えてる自分気づき、思いっきり自分の頭を殴る。

  ガキがえらそうなこと言うなよ!本当にコイツ(自分)はちょっと油断すると最低な事を考えてる!
   こういう事は次から、大人の財布の事情を知った上で言いやがれ!自分!!

 
 
オレはもう一度自分の頭を殴りつけた。