大人二次小説(BLGL・二次15禁)

Re: [創作BL]くるくるまわる ( No.8 )
日時: 2014/01/25 16:17
名前: 千千坊






 ちゅ


 にしても・・・フレンチキス。



「お前・・・」



「・・・悪い、彰気持ち悪いだろ?俺・・・」



「いやそんなことはない。キスするならさもっと、」




「っ!?」







「ふ・・・あき・・・っ」





「こんくらい・・・」






ゴスッ






 痛い!!殴られた!!告られたのに殴られた!?





「てめえ・・・俺をからかってんのか!?」




 こいつは言葉にしないとダメか・・・





「俺は本気でお前が好きみたいなんだよ!悔しいけど・・・ホント憎たらしいけど、俺は女の子が好きなんだよ!!なのに・・・俺・・・ていうかホントお前も俺を殴れ!!!」





「落ち着け!!とにかく落ち着け、言ってることぐちゃぐちゃだぞ!な、大智!・・・大ちゃん!」




「っ!からかうなって・・・」



「なんで落ち着くの大ちゃんで」



「笑うな・・・あっちゃん」




「ばっか、俺は大変落ち着いてるっつの、わざわざ言うなってかぶってんだから」



「かわいいしいいだろあっちゃん、かぶってたって」







 小学校からの幼馴染。腐れ縁ってやつ。大っちゃん、あっちゃんなんて呼び合って・・・そうともだち。少なくとも彰はそう思ってたんだろうけど・・・俺はただの友達とは思ってはいなかった。


俺はなんで男なんだろうと思うほどに、俺はこいつが好きだった。こいつは女の子が好きだった。つまり普通だ。



俺も普通になりたかった



願い事はずっとそれだけだった



 そんなこんなでずるずるとこんな年になって、突然これですか、大っちゃん・・・俺は期待していいんですか?




「大智・・・」


「・・・はは、わかってるって、きっと疲れてるんだ・・・ってそう言いたいんだろ?」




 違う!違うけれどもし仕事で疲れてとかそういう理由だったら・・・俺勘違いも甚だしいぞ・・・ベロ入れちゃった・・・
 



「黙んなって」




「いや・・・その」





「・・・悪い」




 いや、待って、大智・・・!



くっそ、なんで大智みたいに俺には勇気ってもんがないんだ


このまんまの関係壊すのが怖いってそんな女々しいことばかり







「大智!!待てって、おい!」





 そして大っちゃん泣いてるし・・・





「んだよ」





「泣くな」





「泣きたくもなるわ!!」





「・・・もー大ちゃんは鈍いな!!こっちがどれだけ今まで泣いてきたか知らないだろ!」




「なんだよいきなり?」





「ずっとずっと、ちっさいときからずっと俺・・・」




「彰・・・」





「おれ・・・!!」