大人二次小説(BLGL・二次15禁)
- Re: 【銀魂 夢小説 銀時総受け】 リクエスト募集 ( No.1 )
- 日時: 2014/01/03 21:06
- 名前: ヌコ介
壱、土銀(ワタクシ事ですがへタレ攻め大好きです)
夜だと言うのに、光り輝く歌舞伎町。
そんな歌舞伎町の道を、土方十四郎は嫌々な顔をして歩いていた。
「――ったく……っ。何で俺がこんな事をせにゃならんのだ……」
土方は煙草を口に咥えてボヤいた。
何故、土方がこんな時間にこんな所を歩いているのかと言うと、己の上司、近藤勲をキャバクラから回収する為だ。
土方としてはこんな時間にストーカーゴリラ……では無く、上司の近藤を回収する位なら仕事をしていたい。
「ハァー……」
土方はストレスと疲れから溜息をついた。
すると――
「アレェ〜? 土方クンじゃないのぉ〜……」
――不意に背後から声がかかった。
土方が振り返ると、そこには土方と腐れ縁の男――坂田銀時がヒョロヒョロとした足取りで立っていた。
銀色の天パ頭がユラユラと揺れる。
「どったの、こんな時間にぃ〜? お仕事ぉ〜? お疲れ様〜」
紅く染まる頬を上げ、微笑みながら片手を上げる銀時。
「うるせぇ、腐れ天パ。テメェこそ、こんな所で何してやがる」
土方が嫌味たっぷりな口調で言う。
「いやねぇ〜? 今日、久々にパチンコで勝ってさぁ〜? そこでグラサンの親父と呑んでたんだ〜」
いつもなら「腐れ天パ」と言われたら突っ掛る所を、酒が回っているのか明るく返す銀時。
「だったらさっさと帰れ。仕事の邪魔だ」
仕事と言う仕事は全くしていないが、内心面倒だと思い土方はそう言った。
「んだよ〜、ヒック……。土方クンはお堅いねぇ〜」
そう言いながら銀時は土方の腕に手を回す。「っおい、離れろ酔っ払い……!」と土方が怒鳴る様に言う。
「ん〜……? いいじゃ〜ん……」
目を閉じて、口を緩ませる。
「っあ、オイ! 寝んな、コラ!」
土方は己の肩で半分ほどうたたねする銀時にそう言うも、時すでに遅しでコックリコックリと銀時は寝始める。
酒の力は強いものだと、土方は改めて思った。