大人二次小説(BLGL・二次15禁)
- Re: 【銀魂 BL 銀時総受け R-18】 リクエスト募集 ( No.14 )
- 日時: 2014/01/04 14:50
- 名前: ヌコ介
嫌なものは嫌だが、了承した以上引き下がるわけにはいかない。男に二言はないからねっ。変な意地だけ座ってるね、俺。
「では、銀時! 俺のことは、小太郎さんと呼ぶがいい! 無論、旦那様でも可――」
「小太郎さんで」
俺がシレッとそう言った瞬間、ヅラが少しだけ落ち込んだような顔をした。どんだけこの意味不プレイに信念かけてんだ。軽く引くわ。
「つうか、ヅラァ。新婚夫婦プレイ? って、具体的になにすん――」
「小太郎さん」
「……、小太郎サン。新婚夫婦プレイッテ、具体的二ドンナコトスルノ――」
「かたことはやめんか。三日間ノンストッププレイに変更するぞ」
「小太郎さん! 新婚夫婦プレイってどんなことするの? 銀時、良く解かんないから教えてほしいなあ! なんちゃってー!」
こいつこれ終わったらぶっ殺す。絶対ぶっ殺す。だが、俺のやけくそ発言を聞いた瞬間、ヅラが見せたなんとも言えない爽やかな笑みにその気が退けた。だって、めっちゃ良い笑顔だったんだもん。まじで。
「うむ。まずは、そうだなあ……」
腕を組んで考え込むヅラ。んだよ、自分で言っときながら考えてねえのかよ。
少し考えた後、なにか思いつたのか、「そうだあ!」と言いながら腕をたたいた。なーんなか、嫌な予感がする。
「銀時が俺に自ら奉公すると言うのは――ぶほう!」
ヅラの頭に足を飛ばす。
なあに言ってんだ、この攘夷志士。バカも休み休み言え。
「な、なにをするか、銀時い! 旦那にこんなことをして良いと思って――」
「てめえみたいな旦那が結婚した時には一瞬で家庭崩壊の危機だよ。悪いが俺はそんな不安定家庭望んじゃいねえ」
ここまで真面目にやってやっただけでも良い方だ。
俺が床に転がるヅラをゴミでも見るような目で見てやると、ヅラは困ったようにため息を吐いた。そして、おもむろに立ち上がるとテクテクと玄関の方に歩いて行った。なにする気だこいつ?
と、俺が思っていたのも束の間。行き成り外に出たかと思うと、大声で
「みさなーん! 万事屋の坂田銀時と攘夷志士の桂小太郎は、付き合ってまーす! すでに、えっちもすんでまー、――ぶごほふっ!」
「てんめ! なに言ってんだー!」
ヅラをぶん殴り室内にUターン。こんのバカ野郎、人が予想してたことを予想通りやりやがって……! 泣いていいですか?!
万事屋の応接間に引き返し、ケロッとした顔のヅラを青いソファに座らせると、俺は今にも泣きそうな顔で叫ぶように言った。
「わあったよ! やりゃあ良いんだろうが! コノヤロー!」
俺が言うとヅラは勝ち誇ったような顔で笑った。こんの野郎! 絶対あとで殺していやる! 四分の四殺しにしてやる!
そんな俺の考えを無視しながら、ヅラは気持ち悪い笑顔を俺に向けていた。