大人二次小説(BLGL・二次15禁)

Re: 【銀魂 BL 銀時総受け R-18】 リクエスト募集 (絵有 ( No.19 )
日時: 2014/01/05 13:39
名前: ヌコ介

肆、攘夷志士→→→銀(ワタクシ事ですが、総受けって良いですよね(ほのぼの限定))

「――銀時ィ。鬼嫁あるぞぉ、呑むかぁ?」
 天人との戦も一時休戦状態で、今のうちにパーっと一杯。と言うわけで、今にも壊れそうなお寺の中で酒を呑み交わしている、攘夷戦争の参加者たち。
 その寺で空に昇る月を見ながら殺風景な景色を見ていた銀時に、「鬼嫁」と書かれた酒を持って近付いて来たのは高杉だった。
 高杉が口角を上げるだけの笑みで銀時の後ろに座り酒のビンを床に置く。
「っお、高杉にしちゃあ気が効くじゃねえの。じゃあ、遠慮なく」
 そう言ってビンの中の酒をまるまる呑もうとする銀時に、高杉が待ったを開ける。
 ムスっとした顔で、「んだよ。てめえが寄こしたんだろうが」と言うと、「てめえだけ飲むってんのもフェアじゃねえだろうが」と言う高杉の言い文。そして、酒のふたを開けると、高杉はビンに口をつけ呑み始めた。その光景を目のあたりにして、「っあ! てめえ!」と怒鳴る銀時。その銀時の頭を掴んむ高杉。
 酒を半分ほど飲むとビンから口を離し、嫌味ったらしい笑みを、高杉は銀時に向けた。
「ほらよ、銀時。呑め」
 言いながらもう半分ほどしかない酒を銀時に手渡すと、これまた歪な顔を作って、「てんめえ!」と高杉を睨む。
「俺あ、男と間接キスする趣味はねえんだよ! ったく、人の貴重な酒を直呑みしやがって……!」
 愚痴る銀時を尻目に、高杉は静かにほくそ笑みと銀時の頬を掴んだ。そして、開かれた口に無理矢理ビンの口を突っ込んだ。
「ッ――! んん、むごぉ!」
 行き成りのことで反応しきれず、高杉をの手を離そうとしたりするが、その力に叶わず、成されるがままとなる。
 逆さにされたビンの中の酒が銀時の口の中に迫ってくる。
 銀時はほとんど無理矢理に口の中に迫ってくる酒を喉に通した。咳が出るのをこらえながらビンから出てくる酒を全て飲み終えると、銀時の目には涙がたまっていた。よほどつらかったのだろう。そして、それを面白いものでも見るように見つめる高杉。
 銀時は涙を目に溜め、酒のせいで頬を赤くし、口からは酒か涎かわからない出ていて、息は荒い。
 ここに誰もいなければ、銀時に覆いかぶさろうと一人考える高杉。
 銀時の口からビンを取り出した高杉は、そのビンを自分の口元に運び、ペロッとひと舐め。
 それを見て、もっと頬を赤くする銀時。
「れ、れんめえ! な、なにやっれんらよ! まさか、れめえ、そっちけいらのか……?!」
「てめえ限定のな」
 高杉はそう言うと、銀時に触れるだけのキスをした。