大人二次小説(BLGL・二次15禁)
- Re: 【銀魂 BL 銀総受け R18】 記念小説リク募集中 ( No.30 )
- 日時: 2014/02/07 21:02
- 名前: ヌコ介
伍、参照千超え記念小説3
高銀・『生きてる音が、確かに聞こえる』
時々、人知れず聞こえてくる音があるんだ。
それは微音量すぎて、なかなか聞き取ろうと思えないほど、小さな音だが、確かに聞こえる。
どんな音だっけ? 聞こえはするけど、表現できない。思いは出せるけど、声には出せない。
そんな、不可解な音。
§ § §
「った、かすぎい……!」
天人との戦いも休戦状態に侵入し、今の内に休むだけ休んでおこうと言う事になった日の夜。行き成りにも、俺を押し倒したりしてきた高杉君。いや、もう君とかつける年齢じゃないんだけどね?
高杉は包帯を巻いた体の上から、軽く被ってるにすぎない羽織りを慣れた手つきで脱がす。もちろん、俺も抵抗しましたよ。抵抗しても、体は天人との戦いで傷だらけだし、眠たかったから力もでなかったし。
「ククッ……天下の白夜叉ともあろうモンが、こうも簡単に押し倒されるたあ……ヅラが聞いたら一日中怒鳴られるぜ?」
俺の首筋に舌を這わせる高杉。うわあ。気持ちわりい。
「て、めえ、やめ……っ! 女がいねえからって、俺で性欲処理しようとしてんじゃねえよっ、はったおすぞ!」
戦場にはむさ苦しい男ばっか。女なんていねえから、性欲処理なんて自分でするか男同士でするしかねえ。俺はそっち系の人間じゃねえからゲイの一線は飛び越えてねえけど、時々、ヅラの野郎に「夜這いには気をつけろ」と言われた意味がなんとなくわかった。
「はったおされてんのはてめえだろうが」
言ってんじゃねえよ、厨二病!
「てめえは黙って良いようにあそばれりゃあ良いんだよ」
高杉の舌が俺の腹を舐めた。うわあ、力はいらなくなる。
ピチャピチャっつう、卑猥な音が聞こえてくる。
「つ、てめえ、まじで、や――」
「ったく、うせえな」
高杉は俺の体に巻かれていた包帯を簡単にほどくと、さも簡単に俺の両手両足を縛った。てめえ、人が頑張って巻いた包帯をなんちゅうことに使ってんだ。
「ククッ、良いざまだなあ、銀時」
そのうち身長縮めてやる、この厨二病患者。
――ペロ……ッ
なんて考えてたら、高杉は包帯の下にあった傷口を舐め始めた。気持ちわりいし、いてえよコノ馬鹿っ!
「た、たかすぎ、やめ……! き、傷口、ひろがん、だろう、っが」
両手両足を縛られてるせいで、まともな抵抗も出来ず、ただ泣きごとをほざくしか手段の無い俺。
俺が泣きねいるように言うと、高杉はニヤッと笑うだけで、傷口を舐める事をやめなかった。
いてえんだよ、この馬鹿っ。