大人二次小説(BLGL・二次15禁)
- Re: 【銀魂 BL 坂田総受け R18】 コメ、リク募集中 ( No.50 )
- 日時: 2014/02/23 17:05
- 名前: ヌコ介
「なんや聞かんでも分かる事聞きちょって。なんじゃ? はっきり言ってほしいんかえ?」
「お、おい、たつ――」
狭苦しいその部屋で、坂本は銀時を自分の胸に押し寄せた。銀時の口から、「っちょ」と言う声が漏れる。
突然の事で銀時は勿論、土方や沖田さえもが反応しきれなかった。
「て、てめえ、なに、人前で……、」
「なあ、銀時」
坂本は土方と沖田の前で、銀時の顔に自分の顔を近付け――。
「ッ――! んっ!」
銀時の唇に自分の唇を重ねた。
これもまた突然の事で、反応の「は」の字も出せなかった土方と沖田。
「っん、ふぅ、はあ、て、てめえ、なにや、――んっ!」
一度は坂本の口から逃れようとした銀時だがすぐに戻される。
「ん、っふ、ぅ、はあ、ん、んんん、ぅふっ」
銀時の足ががくがくと震え、立っているのもままならなくなる。そして、そんな銀時の腰を坂本は優しく支える。
さすがに黙っていた土方達も目の前でこんな物を見せられてはいつまでも黙っているわけにはいかず。
「お、おい……、分かったから、てめえらいい加減に」
土方がそう言うと、坂本は銀時に口を重ねながらッ二と笑った。まるで、「混ぜてあげようか?」とでも言いたげな笑みだ。
それを見て、土方ではなく沖田がその笑みに喰いついた。
「だいぶ楽しそうじゃないですかい、旦那」
沖田は頬を赤らめる銀時に近付き、その耳に優しく息を吹きかける。すると途端に真っ赤だった顔がもっと真っ赤に染まる。
――ちゅ、くちゅ、ぢゅ……、
卑猥な音が銀時の耳を襲う。それは、銀時の性欲をかきたてるのには十分すぎるモノで。
「っは、あ、た、つまあ、っふうん……っ」
「……妬かせてくれるじゃないですかい」
沖田は銀時の耳を一度だけ優しく噛むと、銀時の尻をそっと撫で上げた。すると、銀時はこれでもかと言うほど体を震え上がらせた。それを見て沖田は優しくほくそ笑んだ。
「だいぶ調教されてるようですねい。尻触られてこんな感じるんならわけねえや」
「お、おい、総悟」
「おんしも混ざるき。なあに、淫乱銀時じゃ。一人が三人に増えちょっても問題無しじゃ」
銀時の唇から自分の口を離し、坂本は不気味に笑う。
「んなあ! て、てめえ、ふざけてんじゃっ」
「ふざけちょらん、むしろ大真面目じゃ。単身赴任の夫さんもって、銀時も欲求不満じゃろ? どうじゃ? ここは、たくさんの人と一緒に――ぶぼらばっ!」
「サイテーだな、てめえ! ちょ、てめえも手え離せ!」
「えー」
「可愛くねえんだよ! つうか、マヨラー! てめえ、暇なら助けろや!」
「あ? ああ……」
気の無い返事に掴みかかってやろうかと思った銀時だが、自分がアッパーカットを喰らわせた坂本に背後から抱きつかれたためやめた。
「っだ、ちょ、だから、てめえ、やめろ、って」
「銀時」
坂本の声が耳の中をこだまする。その声一つで、銀時の足から力が抜けそうになる。
「おんしが本当にわしだけを愛しちゅうなら、他の男なんぞに泣かされんじゃろ?」
そう言って笑顔を作る坂本は、いつもと変わらぬ坂本だった。