大人二次小説(BLGL・二次15禁)
- Re: 【銀魂 夢小説 銀時総受け】 リクエスト募集 ( No.7 )
- 日時: 2014/01/03 21:08
- 名前: ヌコ介
弐、土方+沖田×銀さん(ネコ科)(ワタクシ事ですが銀ちゃんって、えっちの時はMであってほしいです)
「ぬ、ぬ、ぬ、ぬわんじゃこりゃあああ゛!?」
その日、歌舞伎町にある万事屋に、店の主人である男の絶叫が響いた。
§ § §
昼下がりの歌舞伎町を歩く、二人の男――土方十四郎と沖田総悟。黒い服に身を包んだその二人はともに肩を並べ、歌舞伎町内を歩いていた。と、言っても、巡回≠ニ言う名目でなのだが。
「あーあ。なんで土方さんなんかと仕事しなきゃならねえんでィ。土方さんなんて死ねばいいのにー。死ねよ土方コノヤロー」
「おぉい。後半、土方さんに死ねしか言ってねえぞ、てめえ」
団子屋や床屋が並ぶ道を歩きながら悪態をつけあう二人。
大勢の人があっちへ行ったりこっちへ来たりする中で、二人は周りの人間が驚くほどの悪態をお互いにつけ合う。
そんな中で――。
「あれ? 土方さん、あれって万事屋の旦那じゃないですかぃ?」
沖田が前方を指さしてそう言った。その言葉に、「ああ゛?」と言いながら沖田の指さす方向に目を向ける土方。見れば、確かに、そこには見覚えのある服を着た見覚えの男らしき人物が。
その人物はおもむろに振り返った。その顔は、確実に二人が見たことのある人物だった。
「っあ、やっぱり旦那だ。旦那ー!」
「おい、てめ! あんな腐った天パ野郎と関わったって良いことなんざ」
と、言いながらもずっと遠くにいるその人物に目を向ける土方。
しかし、前方にいるその人物は大袈裟に手を振る沖田を、見た瞬間、その人物はひどく怯えたような顔をして、「まずい」と口パクした。そして、すかさず振り返り二人から逃げるように駈け出した。
その行動に、「ああ゛?」と声を上げて目をむく土方。
「なあんで、あいつ逃げんだ?」
「さあ……。なんか、ヤバいもんでも持ってるんじゃないですかぃ?」
少しの間沈黙が走り、「よし、総悟。あいつ追うぞ」と土方が沈黙を破ると、「命令すんなよ、土方コノヤロー死ね」と言って土方よりも早く走りだす沖田。それを、「てめえが死ね総悟!」と怒鳴りながら追う土方であった。
§ § §
「――だあんなあー」
沖田が薄暗い路地裏で追い人を見つけ、そう言った瞬間、その人物は背筋をピーンと伸ばしてぎこちない動きで背後にいる沖田を見た。「お、お、お、お、沖田君じゃないのー」と冷や汗まみれの顔を引きつらせるその人物。なぜかかぶっている灰色のヘルメットを力強く自分の頭に押し付けるその人物に沖田は言った。