大人二次小説(BLGL・二次15禁)

Re: 【銀魂 BL 坂田総受け R18】 坂銀更新中 ( No.74 )
日時: 2014/03/23 13:21
名前: ヌコ介

漆・威銀3Zネタ(ワタクシ事ですが、神威様、原作で坂田に告ってましたよね?)


‘好き’とか‘嫌い’とか、たぶん、最初はどうでも良かったんだと思う。
 綺麗な銀髪してるなー、とかは思ったけど触ってみたいとは思ってなかった。
 素で赤い目なんてすごいなー、とかは思ったけどその目をずっと見ていたいなんて思わなかった。
 甘い物が好きなんだなー、とかは思ったけど「あーん」なんて言って甘い物を食べさせたいなんて思わなかった。

 それがどうだろう。
 今となっては、あの銀髪に触れてみたいと思う。あの目を見ていたいと思う。あの口に甘い物を入れてあげたいと思う。
 こんな事を考えるオレは可笑しいんだろうか?
 なんて考えるけど、正直それもどうでも良い事なんじゃないかって思う。
 だって、この感情が‘好き’って事なんでしょ? お兄さん。


←―――――***―――――→


 銀魂高校。
 その学校には、「3Z」って言う個性的な生徒が集められた教室があるらしい。
 しかし、都立夜兎工業高校に通う‘神威’のお目当ては、3Zの生徒ではなく3Zの担任を務める、甘党&無鉄砲な天然パーマ教師だった。



「――……あれ?」


 とある昼下がり。
 学校を早びけして神威が銀魂高校に訪れると、校庭に神威の思い人がぽつんと一人座っていた。動物が入れられていると思われる飼育小屋を前にして。


「なにしてるの? お兄さん」



 神威は風に銀髪をなびかせるその思い人に近付き、そう問うた。神威の思い人――3Z担任、坂田銀八は、神威を聞きおもむろに振り返った。



「なんだ、てめえか」


 赤い伊達メガネの奥から、天然の赤い目が神威をとらえる。
 銀八は神威に向けた視線を目の前の飼育小屋に向けた。飼育小屋の中には数羽のウサギが元気に跳ねていた。



「なに? ウサギ育ててるの? お兄さんが? 意外」
「ばっか、てめっ、これは、てめえの妹がウサギ飼いてえなんつーからバカ校長に頼み言って買ってもらったんだよ。そしたら、当番制にしたにも関わらず誰も餌やらねえのっ。ったく、最後には結局お母さんがペットの世話する事になんだよ。……あれ、俺お母さん?」



 銀八の説明に、神威は「あはは」と笑った。


「じゃあ、殺しちゃえば良いのに。面倒なら殺す。利口な考えじゃない?」
「てめえの頭には脳味噌じゃなくてぬか漬けが入ってるんですかあ? 何でもかんでも殺すっつって解決出来るほど世の中楽じゃねえんだよ」



 銀八はおもむろに煙草ケースを取り出すと煙草を一本口にくわえ火をつけた。


「……でもなあ、こいつら(ウサギ)見てるとなんか共感わくんだよ」
「共感?」
「ああ。俺、銀髪だし。赤眼だし。だからよ、白い毛と赤目持ってるウサギに時々、ホントに時々、共感すんだよ」


 少しだけ悲しそうな顔をする銀八を、神威はキョトンとした顔で見つめた。
 そして、微笑すると銀八の肩に手を置いた。銀八が、「ん?」と言いながら神威を見る。




「知ってる? お兄さん。ウサギって寂しいと死んじゃうんだって」