大人二次小説(BLGL・二次15禁)
- Re: 【銀魂 夢小説 銀時総受け】 リクエスト募集 ( No.8 )
- 日時: 2014/01/01 23:49
- 名前: ヌコ介
「なんで逃げるんですかぃ? まさかと思いやすが、白い粉とかに手え出してるんじゃないですよねぃ?」
沖田が真顔で言うと、ヘルメットの隙間から銀髪を覗かせるその人物はブンブンと首を横に振った。「そ、そんなわけないじゃーん」と少しだけ猫撫でのような声で言う。
「じゃあ、なんで逃げ出したぁ? つうか、てめえなんでさっきからメット抑えてんだ。なんか隠してんじゃねえだろうなあ」
「んなあ!? か、か、隠すってなにを?! 銀さん、やましいこと一切してないしー?! このメットも、天パを直すためにだなあ」
「じゃあ、いらないですねぃ」
そう言って銀髪の男が必死に抑えるメットに手を伸ばし、外そうとする沖田。そして、それを必死にやめさせようとする銀髪。
「ちょ、ちょ! お、沖田君、まじやめて! つうか、これは天パを直すためだって言ってんだろうが……!」
「大丈夫です、旦那。旦那の天パはなにがあっても直ったりしないでさぁ。まずはひんまがった性根から直さねえと」
「地味にいてえこと言ってんじゃねえよ! つうか、まじでやめてくんない、沖田君?! まじでお願い! 300円上げるからー!」
「おいおい。やましいことがねえんならメットはずせんだろうが。とっとと外せ、腐れあまとう天パが」
メットを脱がせようとする沖田に土方も加わり、さすがの銀髪も力の差を思い知る。だが、今この手を離したら、確実にまずい! 絶対手え離さねえぞ、コノヤロー! と意気込むも、二人を相手に勝てるはずもなく。
「まじでやめ、――、っあ」
力負けして、結局メットを外されるはめに。
沖田も土方がニヤニヤしながら銀髪を見る。そして、言葉を失った。失った理由は他でもなく――。
白い耳。
柔らかそうな耳。
もかもかな耳。
そして、長くのびる尻尾。
――それらを体からはやす、銀髪を目にしたからだ。
銀髪は顔を真っ赤にして、「て、てめえら!」と二人に掴みかかろうとする。だが、沖田の言葉でそれを邪魔される。
「旦那……、あんたにそんな趣味があったとは知りませんでした。今回のことは生涯一度だって忘れません。旦那が死んでもネタ話として後世に」
「ふざけんなよ、てめえ! 誰がこんな趣味もつかあ!」
耳と尻尾をピィィンと伸ばし、銀髪は怒鳴り散らした。それを見て、「にしても本物みたいだな」と言いながら土方が銀髪の頭にはえた耳に手を伸ばし、そっと触れた。瞬間――。
「にゃあ゛?!」
銀髪は背筋を伸ばして悲鳴を上げるようにそう鳴いた=B