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【*マリモモ*】

最近、モモちゃんがメカクシ団に来てくれない。
きっと、仕事で忙しいんだ、とキドは言うけど、たまには来てほしいな…
もちろん、モモちゃんの出てる番組はセトに録画してもらって見てるけど、やっぱり画面越しじゃなくて、本当に会いたいなぁ…

私は椅子に座り、テーブルに置いてあった、
・・・
二人分の

紅茶の一つを飲んだ。ずっと、待っているのだ。彼女を。

その時、ガチャガチャと鍵が開く音がしたのだ。
多分、キド達が買い物から帰ってきたんだ。
私は玄関へ向かい、待つ。

ドアが開き、私は笑顔で

「おかえりなさい…！！」

と言った。しかし、そこに居たのは私が予想していたはずのキド達ではなく…

愛しい彼女だった。

「モ、モモちゃん…！」
「マリーちゃん、久しぶり！！」

彼女は大きな声、明るい笑顔で言う。
彼女は私に無いものを持っている。

私は、そっと彼女に抱きついた。

「マ、マリーちゃんっ…！？」

我ながら照れくさくて恥ずかしい行動だけど、いつもよりは大胆になれたと言う。
私は無言でよりいっそう強く抱き締める。

「…………///」

モモちゃんは顔を赤くした。けれど、私を抱き締め返してくれた。

「モモちゃん、大好き///」

顔を彼女の胸に埋めながら言う。

「私もだよ、マリーちゃん…」

私達はお互いを見つめながら、小さく微笑んだ。

【*end*】