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ーシンモモー

「おばさん・・・いや、モモ。僕、モモの事が好きなんだ。」

ヒビヤくんのあの一言が、私の運命を既に、狂わせていたのかもしれない。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「モモ。」

影からいきなり現れたお兄ちゃんに声をかけられ、びっくりした。

「いきなり出てこないでよ、馬鹿兄！！」

私はため息まじりに文句を言いつける。

「お前さっき、・・・ヒビヤに告白されてたよな？」
「・・・え？」

私は思わず拍子抜けた声を出す。
何でお兄ちゃんが知ってるの？あそこには、誰も・・・いなかったはずなのに・・・

「もちろん、受けないよな？」

笑顔でお兄ちゃんは聞いてくる。
何で笑顔なの・・・？シスコンなの？←

「それは・・・、わ、わからないよ・・・///」

頬を赤らめながら曖昧に返事をする。
だって、本当にわからないから。

「アイツと付き合うなんて、―――認めないからな」

最後の言葉、お兄ちゃんの笑みが黒かった。
怖い・・・一体何を考えてるの？
私の知ってるお兄ちゃんじゃない。

「お前は俺の妹（モノ）なんだから。」

は・・・？何を言っているのお兄ちゃんは？
長年引きこもって頭おかしくなったの？

「絶対に、渡さない。」

私は、物じゃない。
そう言いたいけれど、とても言えそうにない。

「渡さない、わたさない、ワタサナイ、ﾜﾀｻﾅｲ、watasanai、綿差内・・・」

お兄ちゃんはいきなり発狂したかのように渡さないを連呼する。
嫌だ、嫌だよ。
こんなのお兄ちゃんじゃない。

私の知ってる、如月伸太郎じゃない。

ーend−

ごめんるーにゃ・・・。
R無し、シンタローヤンデレ気味になってしまった（涙

許しておくれ・・・