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始まりの合図　1

「最近、おかしいっすよ、かの…」

そうきいたのは一ヶ月ほど前。
となりではそれをいった張本人が
息をあらげている。

「んっ…はず…してぇ…っ…」
「…」

いつから、おかしいんだろう？
僕は、ー…もとからおかしいのに。


そう、多分自分でも心当たりはある。
きっとあれだ。


ｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ

「みんなっ…要らないんだよ…っ…
きえちゃえ…っ」


そういってぼくが、みんなを殺したことが原因だと思う。
瀬戸以外の皆を。

本当は殺そうと思ったけど、やめた。

こっちをふりむいてくれるまで
さんざん調教でもしてやろうかと思った。
勿論、あっちの意味で。

「…瀬戸は、誰が好き？」
「ふぇ？！…そんっ…なっ…まり…っ」

イラついた。
なんでこいつはいつもいつも



いつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつも


マリーしか見ないのさ


どうしたら僕を見てくれる？
どうしたら、僕のものになる？

…こうなりゃ、徹底的に教え込みたい。

僕が、瀬戸よりも…うえだってこと。


「…ていうかっ…カノォ…これぬいてくれっす…っ…んっ…ふ」
「…カノ様でしょ…それと敬語使え」
「…っ？！ﾋﾞｸｯ」

いつもより低くした声にびびったのか。
瀬戸は少しおじけずく


「…えー？言わないんだ。じゃ、抜いてあげんのやめよ。
ローター。…あと…っすってやつもうやめて。
必要ないでしょ？みんないない。
…僕以外。」
「…ぅ…っッ…俺のナカに入ってる…っ…
ローター、ぬいてくださっ…」
「よく言えたねはい、ぬいてあげる。」

勢いよく抜き出す。
また悲鳴のような苦痛の声が響く。


…これからだよ？瀬戸。