大人二次小説(BLGL・二次15禁)

Re: 銀魂BLリク募集★(死ネタも可(もぷたー様のリク完成! ( No.16 )
日時: 2014/11/30 11:33
名前: ロココ★

銀時×土方(土方死ネタ&土方、銀時恋人設定

『一度すれ違うとなかなか会えないよね。』

★銀時side

俺は今日、土方に甘味屋へ呼び出された。

銀時:何〜?土方くん。

パフェをつつきながら俺は尋ねる。

土方:大事な話だ…

土方の顔は何時にも増して険しい。

銀時:何だよ?

この数秒後に土方から発される言葉を俺は知らない。

土方:頼む…別れてくれ。

土方の声が頭の中にこだまする。

銀時:ひじ…かた?

土方:本当にすまねぇ。でも、お前のためなんだ。

土方は銀時の目を見つめる

銀時:そんな…俺、お前ともっと居てぇよ!

思わず大声を出す。

土方:大声出さなくても聞こえてる。

冷静な土方。

銀時:…俺には飽きたってか?

土方は一瞬、悲しそうな顔をしてから、

土方:そうだ…。

と言いはなった。

銀時:土方の馬鹿野郎!!

俺は横に置いてあった水入りコップを土方に投げつけた。

土方:万事屋…

銀時:お前なんか…大嫌いだ!!

そのまま俺は走って出ていった。

銀時:土方の馬鹿野郎…

俺はその時知らなかったんだ。
その言葉の意味を…

★土方side

あーあ。やっちまった。
でもまあ、アイツはこれで…。

土方は悲しそうに笑い、
勘定をし、甘味屋を後にした。

★銀時side

あの日から1週間経った。
俺はまだ土方に会えていない。

銀時:土方元気かな…

その時だった。

新八:銀さ、ん…沖田さんから…電話…

新八の声は何故か震えている。

銀時:おう。もしもーし。

不思議に思いつつも電話にでる。

銀時:もしもし?沖田くん?

沖田:旦那、大事な知らせがありやす…。

沖田の声には元気がない。
胸騒ぎがした。

銀時:どうしたんだ、急に。

沖田:土方さんが…攘夷浪士に殺られやした。

銀時:え…

今…何て?

沖田:土方さん…俺を守って…っく。

電話越しに沖田の嗚咽が聞こえた。

銀時:嘘…だろ?

近藤:すまん。嘘じゃない。

沖田は泣き出してしまったらしく、近藤が出た。
銀時:近藤…本当、なのか?

近藤:ああ、総悟を守って、敵に斬られたんだ。

銀時:何で…何で!守ってやらなかったんだよ!!

俺は電話越しに近藤を怒鳴った。

近藤:すまない。とりあえず、来てくれ。

銀時:わかった。

電話を切り、俺は向かおうとした。

すると…

神楽:銀ちゃん。どこいくアルか?

銀時:神楽…その、ちょっと遊びに行くんだよ。

神楽:じゃあアタシも行くネ!

銀時:だめだ。

きっと、神楽には辛すぎるから…

新八:神楽ちゃん。だめだよ。

神楽:ちぇ〜、つまんないアルなー。

新八:銀さん、お願いしますね。

銀時:おう。

そして俺が着くと、土方は、布団の上に横たわっていた。

銀時:土方…

沖田:旦那、すいやせんっ、俺のせいで!

何度も土下座する沖田。
目の前が白黒の世界になる。

ナンデ?土方ハ…イキテルヨネ?

頭が混乱してくる。

そして、なんとか近藤に土方の最期を聞いた。

どうやら、沖田が残党に殺られかけたときに、沖田を庇って、自分が斬られたらしい。駆けつけた時には出血多量でもう、助かる見込みは0だったそうだ。

銀時:ありがとな。

近藤:こちらこそすまなかった。

銀時:ああ、気にすんな。

銀時:土方、最後に話聞けなくて、ごめんな。

もう冷たくなった土方の額に軽くキスし、俺は泣いた。

土方…俺は、お前を忘れねぇよ。

End