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ピーンポーン･･･

真琴の押したチャイムだ。
･･･やっぱりいつものように風呂に居ないとだよな･･･

「はるおはよう･･･って何か顔色悪いけど大丈夫?」
感ずいてくれた･･･*

「なぁ真琴。もし俺が妊娠したって言ったらお前はどうする･･･?」
「と・突然何･･･?　妊娠･･･したの?」
「かもしれないっていうだけだ･･･。」

真琴はどんな反応をするのだろうか･･･。

「おめでとう*はる*」
真琴は特に驚いた様子もなく話しているが普通はあり得ないんだ。

「･･･ビックリしないのか?」
「確かに驚きはあるけど･･･でもすんなり受け入れられた。はるのこと信頼してるから･･･*」
真琴に相談してよかった･･･。
きっとこれからも真琴に頼る暮らしになるのか･･･

「取り敢えず･･･今日は学校休んで色々行くよ*」
「行くってどこに･･･」

その日は本屋さんに行ったりして情報集めをしたり妊娠検査薬を買ってみたりした。

家に帰ってから妊娠検査薬で調べてみた。
結果は･･･[陽性]。

その夜俺は考えた。
『これから学校はどうなる。』
『水泳は･･･泳げるのか。』
『最後の大会。俺は出れないんじゃ無いか』

沢山考えた。でも答えは１つも出なかった。

安易な事じゃない。俺は男だ。まともに子供が出来たらなんて考えたこと無かった。
「俺･･･どうなるんだろう。」