大人二次小説(BLGL・二次15禁)

Re: カノキド子作りr18(^q^) ( No.18 )
日時: 2014/12/29 16:42
名前: シア(フィアル)

「……」

 何時間経ったかな……。
 私は目を開けた。
 電気をつけていなかった部屋はもう暗くなって、月の明かりが射し込んでいる。

『――を――けた――僕は――』

 カノのしゃべる声が聞こえる。
 って、誰と?
 壁に耳を当てる。

『――じゃあ、修也はどうしたいの?』
『それは……』

 セト?

『つぼみと結婚したいんでしょ?』
『うん』
『ほら、即答してるじゃん。なら――』

 バッと壁から離れ、ベッドの上に枕を抱きしめ座る。

 えええええちょっと修也あああああ何幸助にバラしてんのおおおおおッ!?
 恥ずかしい恥ずかしい恥ずかしい……!!

 ――コンコン。

 ビクッと体が震えた。
 え? セトこっちにも来るの? え? ちょ、ま――

 ガチャ。

「――たないっすよ〜(^^)」
「……」

 じとーっと私が睨む先に、ウインクした赤い瞳のセトがいた。

  *  *  *

 隣に座ったセトをちら、と見て言った。

「……帰ってたんだ」
「この2日のどっちかは、アジトにいないと落ち着かないっすよ」

 マリーはいいのか。

「大丈夫っす」
「げっ」

 まだ赤いのか……。

「カノと同じことばっかり考えてるんすね〜。このやり取り2回目っす」
「……」

 枕に顔を押し付ける。
 と、セトが頭を優しく撫でてくれた。

「怖かったっすね」
「……そりゃあ、襲われたんだから」
「カノも反省してるっす」
「カノが……?」

 いや、反省してすむものでは――

「……!」
「ど、どうしたんすか?」

 私がいきなり立ち上がったので、セトがびっくりしていた。
 んなことより――

 ――ズバァン!!

「盗み聞きか、カノ」
『ちょ、ごめんって! 蹴らないで!』

 壁の向こうで、カノが転けた音が聞こえる。

「あっ、気付いてたんすか!?」
「お前知ってたのかよ!?」

 後ずさるセトを問い詰めていたら、ドアが少し開き、カノが入ってきた。

「そんな怒んなくても、さっきキドだってぬs――」
「ばっ、違っ!? ってか出てけよぉお!!」
「痛い痛い痛い! 腕がっ」
「わーキド! キド! カノの腕挟まってるっす!!」
「うるせえぇ! セトも出てけ!」
「俺もすか!?」

 その後それはもう大変な騒ぎになり、皆でリビングのソファーで笑い合った。

「キドの口調戻ってたね〜」
「別にいいじゃないの」
「キドも女の子なんすから、そっちの方がかわいいっすよ」
「んなことどうでもいい」

 さっき用意したコーヒーをすすりつつ、気分が落ちついていくのを感じた。

「セト」
「はいっす」
「さっき胸ぐらつかんでごめん」
「あー、大丈夫っすよ」
「あれ、僕は?」
「知らん」

  *  *  *

いいかげんだそうと出したものの長いorz