大人二次小説(BLGL・二次15禁)

Re: カゲプロパロ書こう!\(^o^)/ ( No.1 )
日時: 2015/01/21 20:13
名前: シア ◆Y5FIMZm95M

では早速|・ω・)にゅっ
*シチュ*
ループもの シンタロー視点

  *  *  *

「み、皆! あのね、お願いがあるの!」

 マリーの声で、アジトのリビングに居た全員が振り返った。

「あ、今日移動日だったか」
「移動日?」

 キドがカレンダーに書いてあるメモを見ながら言う。
 No.5に続く後期参加のメンバーは『移動日』とやらがよくわからず、首を傾げる。

「マリーの本の入れ替えをするんだ」
「今部屋にある本棚の本を全部、マリーの家に持ってくんだよ」
「それで、次に読む本をマリーの家から本を持ってきて、本棚に入れるんっす」
「半年にいっかいやってて、今日がその日なの」
「へぇ……」

 確かに、マリーは本をたくさん持ってるからな。
 家にもたくさんありそうだ。

「んで、毎回じゃんけんで負けたやつが留守番して3人で行ってきたんだが……」
「誰が行けばいいかな。マリーと世話役のキドは確定だけど」
「重いものなら……まかせて」
「コノハさん、行ってくれるっすか?」

 コノハが手を上げ、あと一人決める流れになった。
 結果、じゃんけんで負けた俺。

「俺体力ねぇぞ……」
「まあまあ、シンタロー君頑張って!」
『女の子の家に行くなんて初めてじゃないですかご主人!』
「うるせぇ」

 こうして、マリー、キド、コノハ、シンタローがマリーの本を持っていくことになった。

  *  *  *

一旦切ります!

Re: カゲプロパロ書こう!\(^o^)/ ( No.2 )
日時: 2015/01/21 20:45
名前: シア ◆Y5FIMZm95M

では続きを(*´∀`)ノ

  *  *  *

「ただいまー」
「早っ! まだ 2時間しk(黙れ私の都合だ(^言^)by作者」
「疲れた……」

 絶対10sはありそうなリュックを下ろし、へたりこむ。
 コノハは俺の倍はあるリュックをマリーの部屋へ運んでいた。

『そのご様子……ご主人吐いてました?』
「うん、苦しそうだった」
「おい……やめろ……」
「シンタローさん、水っす」
「ありがと……」
「お兄ちゃん死にかけてるし」

 俺のリュックもコノハに運んでもらい、こいつ本当いいやつだなと思った。
 マリーは部屋に籠り、コノハと一緒に本を棚に並べるらしい。
 キドはリュックを下ろし、声を上げた。

「皆、会議だ! ソファーに集まれ!」
「会議ですか?」
「ああ。朗報があるぞヒビヤ」
「本当に!?」

 不敵に笑うキドを見て、俺はなんのことか察して、ため息を吐いた。

  *  *  *

 5分後、マリーがお茶を用意して全員そろった。

「で? 何が始まるのさ」
「ふっふっふっ、それはな!「コノハ君!? 熱いよお茶!」「大丈夫」……」
「こ、この黒いのはなんすか?」
「私が作ったクッキーです!」
『妹さん、これはクッキーと呼びませんよ……』
「とにかく俺の話を聞いてくれないか……」

 キドも大変だなぁとか思いながら紅茶を啜る。
 甘い香りがして、リラックスできた。

「『カゲロウデイズ攻略作戦』を開始する!」
「!?」
「なんだそれ」

 ボソッと呟いたヒビヤの隣で、カノがびくっと驚いていた。なんなんだ?
 キドはリュックから日記を取り出した。

「マリーの家でこの日記を見つけてな。マリーの母さんの日記らしいんだが、俺たちの能力や、向こうのセカイについて書かれてあった」
「えっ、ヒヨリのこともわかる!?」
「ああ」

 皆の反応を見て、キドが得意気に胸を張る。

「シンタローが見つけてくれたんだ。この日記によると――」

 ガタッ!

 いきなりカノが立ち上がり、俺の胸ぐらを掴んだ。
 机が揺れ、食器が割れたが、それも意に介さないようなカノは、俺を睨みながら叫んだ。

「またお前なのか! なんでお前は僕たちを台無しするんだよッ!?」
「おいカノなんのことか――」
「ふざけるなッ!!」

 カノが俺の顔を殴った。
 右頬が熱を持って、とても痛い。

「姉ちゃんだって、お前が気付いてやれば自殺なんかせずにすんだんだ!!」
「やめろカノ!」
「手を離すっす!」

 カノはキドとセトに抑えられたが、それでも俺を殴ろうとした。

「姉ちゃんって、一体誰のこ……と……」

 カノの怒りに満ちた瞳を見て、あの日のことを思い出した。

  *  *  *

 切ります!

Re: カゲプロパロ書こう!\(^o^)/ ( No.3 )
日時: 2015/01/23 01:22
名前: シア ◆Y5FIMZm95M

やっほい文才くださいお客ください神様orz

  *  *  *

 頭が痛い。目を閉じると、あの日の光景が浮かび上がってくる。

『全部、全部お前のせいだ。何も気づけなかったお前の』

 ふと赤いものが見えた気がして、顔を上げる。

「アヤ、ノ……?」

 アヤノがそこにいた。 ...
 赤いマフラーをした、赤い目のアヤノが。
 周りのメンバーの事など気にも留めず、アヤノは真っ直ぐ微笑んで俺だけを見ていた。

「シンタローは、なんで私を助けてくれなかったの?」
「違う……そうじゃない……」
「ねえなんで?」
「ごめん……ごめん……」

 堪えきれず、俺は膝をついた。
 息が上手く吸えない感じがする。床に手をつき、ひたすら嗚咽をもらす。
 モモが俺の背中に手をあて、落ち着かせようとする。

『アヤノちゃん……!? なんで、アヤノちゃんが……?』

 机の上の俺の携帯に入っていたエネが呟いた。
 その携帯を覗きこんだアヤノが、微笑みを崩さず言った。

「先輩も、なんで私のことを忘れてたの? 貴音さん」
『!!』
「せっかく好きだった遥さんが目の前に現れたのに、何も教えてあげないんだね」

 と、そこでアヤノの肩に手が置かれ、低いキドの声が聞こえてきた。

「いい加減にしろカノ……戻れ。姉さんに化けるな」

 後ろを振り返り、アヤノはニコッと笑った。
 そのまま、表情を変えないキドと心配そうに自分を見つめているセトの隣を通り、玄関の手前で皆の方に向き直る。
 いつの間に無表情になっていたアヤノが口を開く。

「皆は、ここにいて。危険だから」
「……どういうことだ」
「ちゃんと説明してもらわないと困るっす」

 一瞬でアヤノはカノに戻り、真剣な眼差しで言った。

「……皆が、殺されてほしくないから」

  *  *  *

切りまーす