大人二次小説(BLGL・二次15禁)
- Re: ハイキュー【BL】影月影日及影 ( No.13 )
- 日時: 2015/01/29 20:39
- 名前: からくりピエロ
「夜久さん!待っててくれたんですね!」
ひょこ、と一年の教室から現れるそいつは、
他の誰よりもでかくて、他の誰よりも光って見えた。
「おめーがまってろっつったんだろ…
つーか教室に制服わすれるとかどんくさ」
「ほぇあ?!夜久さんだってこのまえシャツわすれた!やべぇ!って黒尾さんに助け求めてましたよね?!」
「うるせぇ!さっさといくぞ!」
相変わらずうるさい彼と、隣で並んで歩く。…影で見るといっそう自分が小さい様な気がして、イヤだった。
「夜久さん、俺の家くるんですか?」
「いかねーよ。今日はそもそも用事があるんだよ。悪い。」
「平気ですよ!明日はこれますよね?」
「あー、いくいく。」
めんどくさそうに、かつけだるそうにいうけど
実は少し楽しみだったりもしていたり。
隣で並ぶと本当に自分が小さい。
…好きな人より小さいとか、不覚。と、おもい
影を目で追いながら少し離れた。
リエーフはその間、レシーブ練どうたらとか
またあれやりたいとかどうたらとか、すごくはなしてきてるけど
今は、耳に入らなかった。
まぁ、背の違い、もあるけど、
リエーフは本当に俺のことを思ってるのかとかそういう不安しかなかった。
というより、三年生と一年生だ。
卒業したら、きっと今より会えなくなる。
コワい。
だから
泣きそうになるんだ
君はどうせ気づかない
俺がどれだけ泣いてても。
だけど気づかれたくもないんだ。
リエーフだから
「夜久さん?」
「……?なんだよ」
「いや、なんか元気なさそうだなって。
あ!俺!誕生日プレゼントもらっていいですか?」
……もう、なんでもよかった。
少し小さくうなずくと、
二つの影が重なった。
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え、オチが行方不明
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