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10時から勉強するんで…
それまでに一作…
月影。これ結構マイナーだと思う。
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「ああぁぁあ…わっかんねぇ！」　

王様、こと影山飛雄はシャーペンを机に放り投げて奇声を発している。

「いや…王様まだ五分しかたってないし」
「数学とかわかんねぇんだよっ」

そのまんまお手上げ状態でごろん、と床に寝っ転がる。
ここ僕の家なんだけど

「チョット。せめてあと15分くらいは勉強しなよ。王様が補修で部活できないのなんてしったこっちゃないけどさ。」

「うぐ………わかったよ！」

がば、と起きあがってシャーペンを手に取りまた難しい顔になる。
…まったく、此処のどこがわかんないのか。

「だから…ｘを代入して…。」
「…………わかんねぇ」


。。。全く、頑張ろうとはしているんだろうけど。その仕草は既にお手上げ、というより諦めだった。
あー…もう、どうにかならないか。

「わかったよ…。」

ちゅ、とテーブル越しに軽く口付けをして
「もうちょっとがんばりなよ」
と声をかけると、王様は真っ赤になって小さくうなずいて俯いてしまった。

少し照れ屋の、王様が恋人。

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おぉおお！短編！
そして終着点逃げた！