大人二次小説(BLGL・二次15禁)

Re: ミカグラr18小説 ( No.4 )
日時: 2015/04/28 02:00
名前: 星納
参照: http://jfbhfdo.lyze.jp/meroeta/

わあ早い!?
橘さん、コメありがとうございます!
頑張りますね!

  *  *  *

 なんだか落ち着く。
 暖かくて、柔らかくて。
 私は微睡みの中、目を開いた。

「ん……」

 見たことがない天井。
 でも、慣れ親しんだ感じもする。
 あれ、私どうしてたんだっけ。

「んっ」

 寝ていたベッドから体を起こす。
 ……ベッド? いつの間に。
 ああ、落ちて怪我でもしたのかな。
 腰でも打ったのか、鈍痛がする。
 でも、保健室にしては生活感が溢れていて。

「……あ、あれ? 私、なんで……裸なの?」

 なんで? 最近は、治療するとき裸にするの?
 ていうか、この手、本当に私の……?
 大人びてるし……髪も伸びてる!?
 もしや、何年も眠ってましたパティーン?
 辺りを見渡そうとして、毛布に私以外の丸い固まりがあるのに気付く。
 そーっと捲ると、そこには――

「シ、シグレ!?」

 眼鏡を外し、少し髪の伸びた、大人びたシグレが……裸で寝ていた。
 とりあえず殴れば夢かどうかわかるかも!
 拳を構えた時、シグレがのそりと身を起こした。

「あ、おはようエルナちゃん」
「……! ……?」

 優しく微笑んだシグレは、ベッドの枕元に手を伸ばす。

「あれ、眼鏡眼鏡……」

 見えてないのか、検討違いの場所を探るシグレを見て、私は眼鏡をとってあげた。

「……はい」
「ああ、ありがとう」

 眼鏡をかけ、ニコッと笑ったシグレを見て、少し赤くなる。
 私、どうしちゃったんだろう。
 いつもの猪突猛進ポジティブシンキングが出来ない……。

「エルナちゃん?」

 黙ってばかりの私にシグレが首を傾げる。

「どうしたの。なんか気になることがあるなら言ってね」
「……シグレ」
「ん?」

 顔を近づけ、小さい私の声を聞き取ろうとしてくれるシグレ。

「何が起こったのか、教えて」

  *  *  *

 シグレは、混乱している私に、懇切丁寧に話をしてくれた。
 私達の話しを纏めると、こうなる。

 今は、私にとっては四年後となる。
 驚くべきことに、シグレと私は卒業後……結婚したようだ。
 塔から落ちた私は、湊川先輩の花キャッチによって、大した怪我をせずにすんだ。
 頭を打ったようだったが、数日で包帯はとれ、シグレを思う存分殴り、ひみちゃんらがお見舞いに来てくれていたようだ。
 検査ではなんともなかったそうなのだが、恐らく、今頃になって記憶が飛んだらしい。

 勿論驚いたが、それよりも気になることが……。

「じゃ、じゃあ、私、シグレと……」
「うん、昨晩はエルナちゃん可愛かったよ」
「〜〜っ!」

 毛布をばさっと被り、顔を隠す。
 するとシグレが毛布をそっと捲る。

「今日、休みだし、ヤっちゃう?」
「や、ヤるって……」
「うん。精神的にはハジメテになるんだね」
「で、でも……」
「ま、無理強いはしないけどさ」

 肩を竦めるシグレは、声が弾んでいる。
 ちょっと興味が沸いた。

「あのさ」
「うん?」
「気持ちいいもんなの?」

 ふっと笑うシグレは、私の頭を撫でた。

「ヤればわかるよ」
「そっか……ヤってみたい」

 『や』の文字変換がアヤシイ会話をしていたら、シグレが私を抱き寄せた。

「え、え? 今?」
「まあね。朝だけど、夜まで待てない」

 シグレの瞳が妖しく耀き、野獣になるのを見た。