大人二次小説(BLGL・二次15禁)
- Re: ハイキュー進撃 試し書き※初小説です。ご了承ください※ ( No.30 )
- 日時: 2015/05/05 12:50
- 名前: まこと
続き
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両想いの確率…か……。
次の駅で、乗り換えと言う時。影山は、電車の中で脳内会議を行っていた。
さっきの話が気にならないと言えば嘘になる。
……両想い切符なら、少しは日向と仲良くなれる可能性もあるのか…?…
って、いやいや!ただの切符だし、何のおまじないでもない。
でも、…日向とは仲良くなって、願わくば…付き合いたい////
いや、だから!それにこの話は関係ねーだろ!
やがて、目的の駅に着き、改札を通りぬけて切符売り場へ。
影山は、定期をしまった。
いや!これは別にフツーに!フツーに切符を買うだけで!気になんかしてねーし!
ちょっと切符買いたくなっただけで、意識してねーし!
なんて、勝手に言い訳をしながら。
出てきた切符を手に取ると、さっそく番号を確かめる。
8 5 4 8
「…!」
これは!……両想い切符!
しかも、日向より高い?!
影山は、先にホームに上がった日向を見つけると思わず声をかける。
「ほら見ろ日向、俺の方が確率高いだろ!!」
振り返った日向が、切符を見た。
「うわー!影山に負けたー!!てか、お前さっき、くだらねーとか言ってなかった?」
「……う。い、良いだろ!別に。と、とりあえずお前に勝ったからな。」
「な!なんだよーそれ!!」
日向はブーとふくれる。
「そもそも…影山は誰と両想いなんだよ……」
「は?!」
「だって、切符切符ってさ、そんなに言うなら影山好きな人でもいんのかよ…」
「そ、それなら言い出しっぺのお前の方こそどうなんだよ!!」
「お、俺は別に…」
日向がモジモジしながら、頭を掻く
日向に好きな人がいるのなら、どうしても聞きたい。
「か、かげやまが先に言えよ!」
「はあ?!なんでだよ!!」
「影山が先に言ったら俺も言うから!!」
そんなの、言えるわけねーだろ!!
「……引くなよ。絶対。」
そして、何で俺は言おうとしてるんだ!!
「お、おう。」
日向がジッとこちらを見上げてくる。2人の距離が近くなる。
電車が通過しますご注意下さい。と、アナウンスが鳴った。
「……ひ………ぁ、す……だ…………!」
「な、何て言ってんのか、聞こえねーよ!!」
影山は赤くなった顔を、さらに赤くする。
ゴオッと風が吹いて、頬の熱を冷まそうとした。
「……っだから!日向が好きだって言ってんだろーがボゲェ!!!」
電車が通過するタイミングで、よかった。聞こえてなかったらしい。
日向以外には。
「……!え。」
日向は、驚きと共にどんどん赤くなる。
ああ、やっぱり言うんじゃなかった男同士とかキモいよな。と思っていると
「あ、……俺も、影山が、……好き…デス…」
「……!!?」
潤んだ瞳で恥ずかしそうにする日向から、予想外の答えがきた。
胸の鼓動が高まる。
「オ、オイ、日向。」
「!」
「俺…と、付き合って下さい…だボゲェ!」
これは、切符のおかげだ。
だって、気付いてるか?
俺とお前の確率、合わせて100%になるから。
end
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