大人二次小説(BLGL・二次15禁)
- Re: 【BL、GL】なんでも書くのです ( No.6 )
- 日時: 2015/05/14 03:45
- 名前: 律 ◆OWM3ENU9iE
[もしもすべてが、]パラレル?、かすかに臨也愛され
静雄視点。
「しーずーお、かーえろっ?」
ばちり。
目を開けると、前にはノミ蟲の笑顔。
憎たらしい、人を貶すような笑いじゃなくて純粋無垢な、それこそ顔がいい普通の人間のような笑い方をしたノミ蟲が、そこにいた。
「……は、?」
「って、大丈夫!?」
ガタン、と静かな教室に音をたてて椅子から落ちる。
尻餅をついた俺にノミ蟲は見たこともないような顔で、心配そうに手を差し伸べる。
いや、違う。
なんでだ?臨也は臨也だ。
何でノミ蟲なんて言い方をしたんだろうか。
そんなことを口に出せばすぐさま新羅のパンチが来るはずだ。
頭は悪いが学習はする俺がそんなことを覚えていないはずがない。
ああ、そうか。
俺は何を驚いてるんだ。
こんな風に笑う臨也は珍しくもない。いや、日常茶飯事とも言える。
新羅と門田と俺と臨也。
俺たちは学校中に知れ渡るほど、「仲良し」だ。
それに臨也と俺ではきっちりと力関係が築かれている。
俺が臨也に叶うことなんてこれからもないし、そんなことあってはいけない。
暗黙の了解とでも、言おうか。
少ない脳みそでぐるぐると考えていると、頭に鞄を投げられる。
無視されているのが気にくわないのか、ぷくぅと頬を膨らました臨也が俺の席に座っていた。
俺はすまん、と謝って直ぐに鞄を持ち出す。
季節は夏だ。
炎天下、真っ只中。
今日は何度だったか。
暑いのかぱたぱたと手で顔を扇ぐ、ほんの少し顔を上気させた臨也が口を開く。
「暑いねぇ」
「そうだな。どっか寄ってくか?」
「あー、んー、アイス食べたいな。」
「じゃあ新羅に裏口に回るよう電話するわ」
「うん、ありがと」
ああ、そうだ。
こうやって。
何もない日々を楽しく生きていく。
にこり、と臨也が微笑んだ。
それだけで世界が色づいて行く。
そして、今日も。
(すべてが、やさしかったのなら)
─end
 ̄ ̄ ̄
はーい←
聖人臨也さんが書きたかっただけでーす←バカ
基本的に仲良しキセキとか仲良し高校生組+奈倉とかとにかく敵対してる者同士が実は仲良しっていうの大好きなんですよね。
主人公好きな私が唯一好きになったのが折原さんです。
臨也さんのしずお呼びには気にしないでください(パラレルというものを強調したかったというね)
閲覧ありがとうございました。