大人二次小説(BLGL・二次15禁)

Re: スマブラBL小説 r18リク募 閲覧10000マジ感謝! ( No.686 )
日時: 2017/05/23 18:19
名前: 蒼兎

きょう、キスの日って知ってた???
アイマルです。息抜き短編。ギャグ?
ロイくん変態ターン!
では。




バァァァアン!!!

扉が勢いよく開き、
いつもの元気な声がそれに続く。


「ねぇ、マルス!!
きょうキスの日って知ってた!?」


内容がおかしいけど。

「え?どうしたのいきなり。」
「だからキスしよ!」
「んぇ、なんでだよ?!」
思わず声が上ずる。
ロイが突拍子もないこというのはいつも通りなんだけど。

「1回だけ!!ね?」
「だーめ。」
「舌入れないから!」
「入れるつもりだったの!?
…けど、第一、僕とアイクの仲知っててそれ言うのはずるくない…?」
別にアイクと付き合ってなかったらする、訳でもないけども。
モゴモゴ言って恥を誤魔化す。

そしたらロイ、なんて言ったと思う?
「じゃあ、アイクとキスしてきてよ!」
訳が分からない。
ぶっちゃけ、まだそんなとこまでいってないし、いくつもりも僕にはない。

「いや、しないからね?」

そこまでいけないのも自分が臆病だからっていうのは分かってる。
けど、踏み込んだら戻れそうにもないしアイクが受け入れてくれるとも限らない。
返事に間を開けていると

「ほら、迷ってるじゃん
行ってきなよ
失敗したら適当に僕のせいにすればいいし。
グズグズしてないで言ってきたら?」

ロイの声のトーン下がってるということはかなりマジで言ってんだろな…

マジか。
ロイには感謝するべきなんだけどね…
自信がない。
けど行くしかない。

「うーん、今日中に、ね。」




昼の出来事から数時間たって、夜になってもまだ決断できずにいた。
ベッドに突っ伏して部屋で迷ってる。
考えてもどうしようもない、ってのは分かってんだけど。
投げ出したくなって1人、呟く
「……わかんないや」


「…なにが。」
聞きなれた声がしてびっくりして飛び起きた。

「え、なんで居るのさ!?」
「勝手に入ってすまなかった
何度ノックしても出てくれなかったから。」
「…あー、ごめん。
寝てt」
「で、何が分かんないんだ?」
どうしよう。
正直に言うわけにもいかないし。
「あ、えーと、それは…」
隠しきれてないし、目が泳いじゃってる。
「俺には言えないことか??」
「い、いや、そうじゃなくって…」
「何。」
覚悟を決めるしか無さそうだ。

「アイク、きょう何の日か知ってる?」
「…すまん、分からん。」

「きょうはね……」
口に出すのと同時にアイクのマントを手繰って顔を近づける。

「今日は………」


Fin.







ちなみに、アイクがマルスの部屋に来たのは「ロイからマルスが部屋に来いって言ってた」からだったとか。