大人二次小説(BLGL・二次15禁)
- Re: 【R18】おそ松さん ( No.2 )
- 日時: 2016/01/30 20:37
- 名前: ぐりこ
《デビめが》
「まーた貴方ですか」
呆れた顔で女神様がそう言った。
「俺、女神様のこと落とすつもりだから」
へらっと笑うと女神様は少しだけ顔を赤くして俯いた。
そういう姿が可愛くて、つい触れてみたくなる衝動に駆られる。
「痛っつ・・」
しかし触れようとすると浄化されてしまうため、俺は触ることすら出来ない。
触れた指が火傷をしたみたいに少しだけ赤くなった。
「ちょ、なにやってるんです!?触れたら危ないですよ」
慌てた様子で女神様が駆け寄ってきた。
「女神様に触りたいよ、抱きしめて、キスだってしたいよ」
「・・・それは貴方が改心するしかありませんよ、悪魔の貴方が」
「無理でしょう?」と悲しそうに笑って、女神様は俺に背を向けた。
「・・・どこいくの」
「・・・今日は、帰りますね」
そう言った女神様は泣いているようにも思えた。
「やだ、ここにいてよ。そんでまた・・・」
「むり、むりです、だって触れないし・・・っ、ぎゅって出来ない・・・」
ぽろぽろと涙を溢しながら女神様は泣いていた。
「・・・何言ってんの、ほら」
俺はすっと湖に飛び込み、女神様を抱きしめた。
女神様は驚き、そして悲鳴にも似た声を上げて僕を引き剥がそうとした。
「だめ、!ちょっと・・・っ死んじゃいますよ!?離して、!!」
俺の体が浄化されていく音と、女神様の混乱した声が湖に響き渡った。
「はは、やっぱ痛ぇな」
そう言ってまた強く抱きしめた。
「ばか、ばかばかばか!!!なんで、貴方は馬鹿なんですか!?」
「うん、でも俺さ、このまま一生触れられないなんて耐えられないよ、愛してるんだ」
女神様は驚いたように俺の顔を見ると泣きながら笑った。
「僕だって、愛していますよ・・・っ」
その瞬間にぴたりと熱は治まった。
もう、あの火傷のような、全身が焼かれるような痛みは無い。
「・・・あ、れ」
女神様は泣き腫らした目できょとんとしていた。
「あ〜・・・愛の奇跡ってやつ?」
「・・・もうしんじゃうかと思った、会えないって・・思って、っだから・・」
「貴方は馬鹿です、大馬鹿!」と言いながら、女神様は子供みたいに泣いた。
「・・・でも、やっと触れる」
そう言って女神様は俺にそっと口付けをした。