大人二次小説(BLGL・二次15禁)
- Re: カゲプロr18 NLBL大歓迎! ( No.612 )
- 日時: 2016/11/09 08:08
- 名前: 海月
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深い深いまどろみの中にいた。
さりげなーく寝っ転がった僕は、すやすや眠るクロハ君の身体にさりげなく腕を回した。そしてさりげなくむぎゅううっと抱きしめて、僕もいつの間にか眠っていて………
「…ぁれぇ……………?」
…………腕の強烈な虚無感で目が覚めた。
彼の頭を抱えるようにして眠った気がする。たまに「んん…」って掠れる声が胸に響いてくすぐったくて、あったかくて。
「…くろはくん…?」
のろのろと上体を起こす。
腕の中が寂しい。体の一部がどこかへ行ってしまったみたいだ。
目を擦りながら窓辺へ近づいた。思い切りカーテンを開けると、どうやら夜明け前特有の藍色が広がっている。あぁ、そうか。吸血鬼は日差しに弱いんだっけ?
きっと先に帰ったのだろう。もうちょっと一緒にいたかったな…。
とりあえず、シャワーを浴びなきゃ。そうしたらすぐにホテルを出て、それで……
「あれ?」
浴室へ向かう途中だった。ベッドサイドに何かある。…紙、みたいな…何だあれ。
不思議に思い手に取ると、それは二枚の絆創膏だった。
*
朝になりました…うぎゃあ。
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