大人二次小説(BLGL・二次15禁)

プロローグ「ある初夏の日」 ( No.7 )
日時: 2016/04/01 09:44
名前: 彼方

「っはははっ!お前ついに弟くんにフェラされた訳!?彼女にもしてもらったことないのに!?あっはははっ!」
「未遂だ未遂。それに彼女とは二週間前に別れた」
俺は、教室の中で爆笑する正樹を叩いた。

正樹はそれでも笑いながら続ける。
「あ、そういえばそんなこと言ってたわ。俺、振られた理由覚えてるぜー?
『梓くんは私より志雄くんの方が大事なんでしょ!?もう知らない!』
だろ?でも二ヶ月続いたのは、お前にしてはいい方だよな!」
「クソ、一体何度同じ理由で振られたと思ってるんだ。毎回これだ」

俺が思わず毒づくと、正樹はにやにやしながら言う。
「もうお前、弟くんと付き合っちゃえばぁ?」
「断固拒否する。誰が好き好んであんな変態なんかと」
「でもさぁ弟くん、度を越したブラコン、っての以外は王子様系モテ男くんなんだよなぁ」
正樹がそう呟く。